琉球のアレン・ダーラムが月間MVP受賞 12月全勝に貢献、宇都宮戦は“クレイジー”
沖縄はバスケファンが多く、キングスのブースターも情熱的な人ばかり
新天地でも充実した生活を送っているという 【写真:バスケットボールキング】
アメリカの影響を受けている土地柄はありますが、チームの中に英語を話せる人が多いので、コート内外でコミュニケーションを取りやすいです。県の北部は自然豊かで、美しいスポットが多いと聞いています。僕はゆっくりするのが好きなタイプなので、コロナ禍が落ち着いたら観光に行って、リラックスした時間を過ごしたいですね。
――沖縄県では雪が降る心配もないですね。
これまでは雪かきをやったり、雪の影響を考えて早めに家を出なければいけませんでした。ここではそういったことをする必要がないので、すごく暮らしやすいですよ。
――これまでルーマニア、フィンランド、イスラエル、フランス、フィリピン、アメリカ、ウルグアイ、韓国のチームでもプレー経験があります。チームに適応するために意識していることは?
「これじゃないといけない」という特別なこだわりはありません。文化的な面でアジャストするのは、僕にとって難しいことではないのかなと。チームでは仲間のことをできるだけ早く知って、いい関係を築きたいと考えているので、積極的にコミュニケーションを取るように意識しています。
――高い身体能力を理由に“ハルク”と呼ばれています。
このニックネームをもらったのはたしかプロ1年目。コートでは士気が高まり、アグレッシブになるので、“ハルク”というニックネームがついたと思います。琉球でもこのニックネームで呼んでもらえるのは、今も自分が同じスタイルでプレーし続けているからなのかなと。とてもうれしく思っていますよ。
――公式HPのプロフィールで「バスケ選手じゃなかったら何になっていた?」という質問に「動物に触れる仕事。プロフットボールプレーヤー」と回答していましたが、その理由は?
仕事にできるかわかりませんが、動物が好きなんです。自然や動物をテーマにしたテレビ番組を今でもよくチェックしていますよ。小さな頃は学校から家に帰ったら、近所の庭で友だちとよくフットボールをやっていたんです。それがとても楽しくて思い出に残っているので、フットボールへの憧れも持っていました。
――シーズンは後半戦に突入しました。どのような目標を持ってプレーしていきたいですか?
コロナ禍というすごく困難な状況なので、まずは安全、健康でいること。コート内でもケガをしないようにしたいです。ここから先はケミストリーを高め、どういう苦難にも立ち向かっていけるようなチームに仕上がっていくと思っています。チャンピオンシップに出場し、優勝することを目標に戦っていきたいです。
――琉球のブースターは“熱い”ことで知られています。彼らの存在についてどのように感じていますか?
沖縄はバスケットボールのファンが多く、キングスのブースターも情熱的な人ばかりです。彼らの後押しによって、僕たちはよりハードにプレーできています。また、TwitterなどSNS上を通じてもメッセージを送ってくれて、本当に大きな助けになっています。
――最後にBリーグ、バスケットボールのファンへのメッセージをお願いします。
キングスのファンだけではなく、Bリーグファンのおかげで受賞することができました。本当にありがとうございます。皆さんの存在がなければ、このような素晴らしい環境でプレーできないので、これからもサポートをよろしくお願いします。