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富山・岡田侑大が史上最年少月間MVP
選手だけのミーティング直後に29得点

選手だけで行ったミーティング

3月6日の千葉戦ではキャリアハイとなる29得点をあげ勝利に貢献した
3月6日の千葉戦ではキャリアハイとなる29得点をあげ勝利に貢献した【(C)B.LEAGUE】

――3月の富山は千葉、A東京、宇都宮と強豪相手の試合もある中で、7勝3敗といい戦いを見せました。


 チーム全体のミーティングがあって、そこから大きく変わったのかなと自分の中では思います。


――いつ、どういう内容でやったんですか?


 千葉戦の前です。ヘッドコーチ、スタッフなしで、選手だけでやりました。


――3月3日に114-87でアルバルク東京に負けた後ですね。4日か5日の練習が始まる前ですか?


 5日です。一番に阿部さんがミーティングを回してくださって、一人ひとりに振ってくれて、自分たちが意見をいう流れでした。ネガティブな意見よりポジティブな意見ということでやったんですけど、ジュウが「若手の3人に聞きたい」とみんなの前で話を振ってきたんです。

「ポジティブでもネガティブでもいいので、オレに意見があるなら言ってくれ」と言われて、前田さんと松脇と僕が意見を言った。そこでジュウとしっかり話せました。


――チャンピオンシップ進出に向けてこのままではマズい、建て直さないと……という危機感があったんですね。


 炎さんから「今から強豪と戦っていく中で、いい雰囲気とは言えない。選手だけで一回話そう」という言葉がありました。


――岡田選手からは何を伝えたんですか?


 僕が感じていたことは、今まで自分も一緒でハンドラーの部分をやっていたけれど、ジュウがボールを少し持ちすぎている印象があった。それを本人に言ったら、ジュウは今までより多くパスをする、逆に自分たちのツーメンゲームを増やしていこうという話になりました。

――直後の6日にあった千葉戦で岡田選手は29得点を挙げて、チームも96-80で勝利しています。

 シュートタッチが良かったのはあるんですけど、前のミーティングで話したように、いつもよりボールをもらえました。千葉戦はジュウがスクリーンに来てくれて、それが自分の中では一番大きかったですね。


――続く7日の試合は「残り0.2秒」から千葉に勝ち越されて、ラストプレーの判定も含めて富山に運がない試合でした。


 最後の接戦に行くまでに勝負どころは何個もありました。そこでシュートを落としたり決められたりしていました。自分としては判定がどうこうより、その前に決着をつけられなかった自分たちが悪いなと感じています。あの一戦は大きな試合で、勝たなければいけない試合でした。それを落としてしまったことは今も悔しいです。

――4月はスミス選手の出場停止、マブンガ選手の負傷欠場と難しい状況もあります。一方で今の話を聞いていると岡田選手は「もっと富山が良くなる」「やれる」という手応えをお持ちなのかなと感じました。


 自分たちのポテンシャルはまだまだ上にあると感じています。でも橋本晃佑さんの離脱はチームに大きく影響してしまう部分です。3月の試合も橋本さんの活躍が何個も勝利につながっていました。ジュウとジョシュのプレータイムが40分近くなりがちな中で、少しでも休ませられる時間を使ってくれたのはあの人でした。その部分は響いてくるかなと感じるんですけれど、今だと悟さんであったり、宇都宮戦で活躍した飴谷(由毅)だったり、4番ポジションをできる選手がどれだけ頑張れるか次第で、まだまだ上に行けると思います。


――残り試合、チャンピオンシップに向けて「ここがカギになる」というポイントはありますか?


 富山にいる外国籍選手はリーグでもトップレベルですが、ファウルトラブルは避けないといけません。日本人の点数(を増やし)、彼らの負担をどれだけ減らせるかがカギになってきます。自分もオフェンスをけん引していかなければいけないなと思います。


――富山ブースターへのメッセージをお願いします。


 ケガ人などいろいろなことがあって、ブースターさんも苦しい状況にいると思います。でも皆さんの応援が僕たちの力になりますし、それに応えなければいけないというモチベーションにもなっています。引き続き残りのシーズンも一緒に戦ってほしいなと思います。


――最後にBリーグのファン全体にコメントをお願いします。


 僕は見ていて楽しんでもらえるようなプレーをしたいと思っています。富山グラウジーズのファンだけでなく、Bリーグ全体のファンの皆さんが「すごいな」と感じるプレーをしたい。これからも練習に励んで頑張っていきますので、応援をよろしくお願いします。

大島和人
大島和人

1976年に神奈川県で出生し、育ちは埼玉。現在は東京都町田市に在住する。早稲田大在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れ、世界中のスポーツと接する機会を得た。卒業後は損害保険会社、調査会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。バスケットボールやサッカー、野球、ラグビー、バレーなどの現場にも小まめに足を運び、試合観戦数は毎年300試合を超える。日本を実はサッカーだけでなくバスケ強国であるスペイン、バレー王国・ブラジルのような球技大国にすることが一生の夢で、“球技ライター”を自称している。

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