【トレイルランニング バックパック レビュー】salomon 「SENSE PRO 10 SET(センス プロ 10 セット)」
【写真提供:トレイルランナー JP】
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ミニマリズムと使い勝手が高次元で融合した、究極のベストパック
ざっくりとポイントをまとめると、ストレッチ性の高い素材やシームレス処理などの製法は「S/LAB SENSE ULTRA」を踏襲、コンパートメントやポケットの配置は「ADV SKIN」をベースにしているといえます。つまり、最新のデザインに最軽量の素材と製法を融合させたベストパックと言えるでしょう。
それでは詳細を見ていきましょう。
フロントポケットは左右それぞれ4つ。最上段は小物を、2段目は付属の500mlのソフトフラスクが収まります。一番下は上部とサイドからアクセス可能なポケットと、その上層にジップポケットを備えています。
(左)フロントには4つのポケット。頻繁に出し入れするものは大体収納できる。(右)サイドのポケットはメインコンパートメントの下層を貫通してつながっている。 【写真提供:トレイルランナー JP】
(左)十分すぎるストレッチ性のおかげで装備の増減に柔軟に対応。(右)下層のコンパートメントは上部からアクセス。 【写真提供:トレイルランナー JP】
背中にあたる面にはパッドがなくメッシュも薄いので、硬いものを入れる場合は柔らかい物と重ねるなどのパッキングの工夫が必要です。また、背中の汗がメッシュ を通してそのままコンパートメントに入ってくるので、濡らしたくない装備はジップロックや防水のスタッフサックに入れてから収納したほうがいいでしょう。
全面がメッシュだが場所によって、違う素材を細かく使い分けている。 【写真提供:トレイルランナー JP】
背面はコンパートメントとポケットが3層構造になっている。 【写真提供:トレイルランナー JP】
ポールはフロント、リア(下部)、リア(襷掛け)と3パターンの収納方法を選択可能。 【写真提供:トレイルランナー JP】
フィット感の調整はフロントのチェスト部分のコードのみ。留める部分は2箇所ですがテンションの調整は1箇所で行うことができる優れたシステムです。
硬いパーツはほとんどないので、身体に巻きつくようにフィットしてくれ、鎖骨や肋骨に当たる部分もありません。
走ったフィーリングは、とにかく軽いというのが第一印象。本体重量165g(Mサイズ)は「ADV SKIN 12 SET」の277gより100g以上軽量です。メインコンパートメントと背中の間にパッドはなく、薄いメッシュだけなので、より一体感が高まります。
コンパートメントのコンプレッション機能はありませんが、ボディのストレッチ性能が高いので、多めの装備を詰め込んでも揺れが気になることはありません。ポケットの配置は基本的に「ADV SKIN」と同じなので、「ADV SKIN」を使用したことのある方なら、いつもの場所にいつもの装備を入れることができます。
「SENSE PRO 10 SET」は、ベストセラーである「ADV SKIN」をさらに軽量化して、より競技志向の強い仕上がりとなっています。勝負パックとしてお勧めしたい仕上がりです。10Lという容量は「ADV SKIN」の12Lと5Lの間を埋めるサイズなのもうまい設定と言えます。
より身体の一部に近い仕上がりとなり、着けているのを忘れるような一体感を味わってみてください。
【写真提供:トレイルランナー JP】
センス プロ 10 セット
・価格:¥19,800 (税込)
・容量:10L
・サイズ:UNISEX 2XS-XL
・カラー:3色
・重量:165g、249g(アクセサリー含む)(Mサイズ)
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