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強く振り抜けて、球がつかまる！ミズノ「ST-X ドライバー」

スポナビGolf 2021年4月13日 8:00

【スポナビGolf】

2020年にMIZUNO （ミズノ）の最新作として「ST-200」というシリーズが発売されました。今回はその派生モデルとして発売された「ST-X ドライバー」をティーチングプロの石井良介さんに試打してもらい、その特徴を語っていただきました。

ST-X ドライバー

ST-Xドライバーの特徴

2020年に「ST-200X」というドライバーが発売されました。球がつかまりスピンがより少なく初速が速いモデルです。今回ご紹介するST-XドライバーはそのST-200Xのつかまり性能を少しマイルドにしたモデルと言われています。

ST-X/ST-200Xの違い

ST-200XもST-Xもつかまる側の性能ですが、極端なつかまりが抑えられた使いやすいモデルだと思います。

ST-X/ST-Zの性能の違い

【スポナビGolf】

ST-ZとST-Xは、メーカー側も直進性とつかまりとで性格分けをしています。

ST-Zはヒール側とトゥ側と両方にカーボンが配置。一方、ST-Xはトゥ側にだけカーボンを配置して手前側に重さが集中してトゥ側を軽くしているので、重心距離を短くし、ヘッドが返りやすい設計を想定しているのだと思います。

【スポナビGolf】

実際に打ち比べると本当に全然性格が違います。見た感じもST-Zの方がトゥ側が下がっていて逃げているイメージがします。

【スポナビGolf】

逆にST-Xの方はクラウンが盛り上がってる感じがするので、上から構えた感じも球をつかまえてくれる印象を視覚情報としてゴルファーに与えてくれます。

【スポナビGolf】

ST-Zの方はトゥ側が、ちょっとフラットな感じで左に行かない印象をゴルファーに与えてくれてるのかなと感じます。

つかまる方がST-Xです。選ぶときに間違えないでくださいね。

試打の感想

【スポナビGolf】

今回のSTシリーズは、2020年のST-200シリーズ同様WAVEテクノロジーソールによって球の初速が上昇しています。スピン量を抑える性能をすごく感じました。

実際に打ってみてトラックマンで測定しても、ボール初速が速く出て、スピン量を抑え、飛距離性能が高いモデルだなと感じました。

2モデルのシャフトの違い

ST-Xのシャフトは、純正シャフト（20 MFUSION Dカーボンシャフト）が装着されています。ST-Zの方はGM-200（TOUR AD GM-200 Dカーボンシャフト）という明らかに柄も色も違うモデルになっています。

【スポナビGolf】

ST-Zのシャフト（TOUR AD GM-200 Dカーボンシャフト）の方はしっかり感があって、叩いても左に球が曲がらない、強く振り抜けるモデルになっています。

【スポナビGolf】

それに対して、ST-XのMFUSION（20 MFUSION Dカーボンシャフト）の方は、軽くシャフトがしなってくれるタイプだなと感じます。振っていて力まず軽く振り抜ける、よりST-Xの球のつかまり性能を感じやすいシャフトに仕上がってます。

つかまりすぎてしまうという方は、このST-Xのつかまり性能、低スピン性能、高初速を実感しながら自分のスイングにあったシャフトを選んでみてはいかがでしょう。自分の中での最強の1本を作ることもできるんじゃないかなと思います。