連載:マー君復帰で大注目!楽天優勝のカギを握る男たち

就任1年目の石井一久GM兼監督が語る 「マー君、早川、そして指揮官の使命」

間淳
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GM兼任で、8年ぶりに現場復帰を果たした石井監督。同じく8年ぶりの古巣復帰となった田中将大とともに、楽天躍進の鍵を握る重要人物だ 【写真は共同】

 田中将大投手が8年ぶりに復帰し、さらに東日本大震災から10年の節目ということもあって、今シーズンの東北楽天ゴールデンイーグルスは例年以上に注目される。果たして、ファンが期待する2013年以来のパ・リーグ制覇、そして日本一奪還は可能なのか。ここでは楽天躍進の鍵を握る1人で、今シーズンからGM兼任で現場の指揮を執ることとなった石井一久監督に、チームの仕上がり具合や、特別なシーズンに懸ける想いを聞いた。

マー君の加入で選手同士の会話が増えた

──新シーズンの開幕が近づいてきましたが、ここまでのチームの仕上がりについて教えてください。

 全体的に問題なくきていると思う。現在の1軍メンバーに大きな怪我人も出ていないし、順調に進んでいる。

──キャンプからオープン戦にかけて、どこに重点を置いてチーム作りをされてきましたか?

 野球は点取りゲームなので、得点能力はある程度上げていかなければならない。ただ、チームが連勝するために、そして連敗しないために必要なのはディフェンス力。ゲームメイクをしていく上では、もちろん得点への意識も持っているが、やはりディフェンス面への比重が大きくなる。

──昨シーズン、チーム打率や得点がリーグトップだった一方で、チーム防御率4.19はリーグ5位の成績でした。具体的に、どのようにしてディフェンスを修正していきますか?

 個々の力を信じている。実際、すごくレベルの高いボールを投げている投手は多い。あとは僕たちが、スケジューリングや起用法といった面でしっかりとサポートしていきたい。

──投手の起用法について、もう少し詳しく教えてください。
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著者プロフィール

1980年2月14日、新潟県出身。スポーツ紙、テレビ局勤務を経て独立。スポーツ紙ではヤンキースや楽天を担当した。現在はスポーツを中心としたライティングや、マネージメント業を行っている。

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