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【試打計測】飛距離が安定するアイアン！タイトリスト「T400 アイアン」　

スポナビGolf 2021年2月17日 8:00

【スポナビGolf】

トッププロをはじめとして、多くのゴルファーの支持を得ているタイトリスト。そこで今回はティーチングプロの石井良介さんにタイトリスト「T400 アイアン」を、計測器「トラックマン」を使って試打してもらい、その特徴を語ってもらいました。

T400 アイアン

T400 アイアンの印象

ちょっとぼてっとしたユーティリティ形状です。上から見るとそこまで分厚くは見えないので、ちょっと面長なフェースの感じがするアイアンという印象です。

試打での感想：試打で使用したクラブ（7番：ロフト角26度）

【スポナビGolf】

7番アイアンで26度、いわゆる飛び系アイアンです。タイトリスト的にはスーパーディスタンスアイアンです。

【スポナビGolf】

打つと低く出てそこからフッと浮いていく感じがして、いわゆるアイアンの弾道の中で少し飛ばしてくれるという印象があります。

形状的にはもっとユーティリティライクというか、ウッドというか。いきなり真上に飛んでいくようなボールになるのかなと想像して打ってみたのですが、意外にも飛んでいくボールはアイアンの球筋でした。

【スポナビGolf】

ちょっと高くボールが上がりましたが、形状の大きさによってもう少し鈍い感じがするイメージがあったのですが、割とスムーズに動いてくれていて、操作もしやすいです。

【スポナビGolf】

振り慣れてくると高さも出始めて、安定してます。飛び系アイアンのカテゴリーなんですが、ものすごい安定系のアイアンです。

中にタングステンが100gぐらい入っています。アイアンのヘッドの重量が300g前後あるとして、ものすごく超低重心なのでボールが上がりやすいです。加えてスピンも入ります。やはりタイトリストが作るだけあって、ただのぶっ飛び系ではなくてコントロール性も考えてる飛び系アイアンなのかなという感じです。

打感は、当たった瞬間はちょっと硬めのちょっとカチッとした感じですが、打ち抜くとものすごく柔らかさを感じます。ボールを潰すか潰さないかによって、硬いという人もいれば柔らかいという人もいるので、ちょっと評価が分かれるかもしれないです。

【スポナビGolf】

何回打っても、やっぱり192ヤード。ずっと安定してますよね。飛び系だけどそこはやはりタイトリストなので、ゴルフ場でスコア出すときに球がバラつかない、ちゃんと安定して飛ばしてくれるタイプの飛び系アイアンかなと思います。

【スポナビGolf】

ヘッドスピードを落として試打

このクラブのユーザーを想定して、スピードを落として打ってみたいと思います。

【スポナビGolf】

ヘッドスピードを落として打つと高さがポンと出るので、いわゆるお助け系というか、ヘッドスピードが遅くても球を飛ばすように考えられたクラブだということがハッキリ分かります。

【スポナビGolf】

バックスピンが4055回転。やはりスピン量が少なく高さがちゃんと出て、ランディングアングル46度あるのでボールは止まるでしょう。

【スポナビGolf】

本当に球がポンと高く出ますね。実際ヘッドスピードを落として打つといわゆる飛び系アイアンの球筋で、ポンといきなり高さが出てグリーンに高さで止める。バックスピン量が少なくても飛んでいってくれるクラブです。

7番で通常ヘッドスピードが34〜32ぐらい、ドライバーでいうと200〜230ヤードぐらいの方が、「7番アイアンの距離をちゃんと出したい」「周りの仲間と比べて自分はどうしてもアイアンが飛ばない」と思っていたらぜひ一度試してみるとちょっと面白い結果が出るかもしれません。ものすごいポテンシャルを持ってるヘッドだと思います。

T400 アイアン