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ロッテ70周年企画2005年版
里崎智也氏が05年の日本一を振り返る
「ファミリー」でつかんだ栄光の記憶

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バレンタイン監督の手腕で、チームが一丸となり、日本一に輝いた
バレンタイン監督の手腕で、チームが一丸となり、日本一に輝いた【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

 今年で球団設立70周年を迎えた千葉ロッテマリーンズ。10月2〜4日の埼玉西武戦では、3度目の日本一となった2005年の“誠ユニフォーム”を着用して戦う「70周年チャンピオンシリーズ」を実施した。このイベントに合わせて、当時のVメンバーのインタビューに里崎智也氏が登場。前編では、ボビー・バレンタイン監督(当時)の指揮のもと成し遂げた、31年ぶりの日本一について振り返ってもらった。

巧みなマネジメントによるモチベーションの高さ

――2005年シーズンの千葉ロッテマリーンズは、球団史に残る強いチームでした。現在は解説者としても活躍する里崎さんから見て、あの年のチームの強さの秘訣(ひけつ)はどこにあったと考えていますか?


 主力の外国人選手が大活躍したことが非常に大きいですよね。(ダン・)セラフィニ、(マット・)フランコ、ベニー(・アグバヤニ)、スンちゃん(イ・スンヨプ)……4人の外国人がトップクラスの活躍をするチームなんて、今も昔もそうあるもんじゃないですよ。


――そこに日本人選手の成長も重なりましたね。


 ちょうど、日本人もみんな能力が上がってきたところでね。それが合わさったら、強くなりますよ。あとは、選手の年齢構成のバランスが良かったです。ハツさん(初芝清)、堀(幸一)さん、垣内(哲也)さん、井上純さん、コミ(小宮山悟)さん、高木(晃次)さんらベテランがいて、中堅は僕や福浦(和也)さん、大塚(明)さん、若手は西岡(剛)や今江(敏晃)たちがいて。


――そういった選手たちを巧みに使いこなした、ボビー・バレンタイン監督の手腕も見事だったと思います。


 ボビーのチームマネジメントのすごいところは、1週間の中でスタメン出場をしない選手が誰もいなかったことなんです。選手全員が「今日は試合に出られるかもしれない」という前向きな気持ちで球場へ行くため、チーム全体のモチベーションから違いました。

休みは休み。割り切ってリフレッシュ

キャッチャーをしていたからか、俯瞰(ふかん)して全体を見る能力に長けている里崎氏。彼もチームをけん引していた一人だ
キャッチャーをしていたからか、俯瞰(ふかん)して全体を見る能力に長けている里崎氏。彼もチームをけん引していた一人だ【写真:保高幸子】

――“日替わり打線”はバレンタイン監督の代名詞となった選手起用法でしたが、プラスに働いた面のほうが大きかったということですか?


 いわゆる補欠の人って、基本的にはモチベーションが低くなりがちだと思うんですよ。「今日も試合に出られない」と思って球場に行くんでしょうし、試合に出たとしても途中からなので。でも1週間の中のどこかで必ずスタメンの機会があるから、「今日はスタメンかもしれない」という前向きな気持ちで球場へ行くことになる。必ずチャンスが与えられるわけですから、自然とモチベーションは高まりますよね。


――選手起用を工夫していくことで、選手層の厚みも増していきますね。


 よく選手層が薄いと言われるチームがたくさんありますけど、いろんな選手を使わなきゃ絶対に層は厚くなりません。あの年は、「2チーム作れる」と言われていたんですよね。キャッチャーは僕と(橋本)将、ファーストは福浦さんとスンちゃん、二遊間は、(西岡)剛、小坂(誠)さん、堀さんを中心に、塀ちゃん(塀内久雄)、渡辺正人。サードは今江とハツさん。外野はフランコ、ベニー、サブロー、大塚さん、井上純さん、垣内さん、モロさん(諸積兼司)とか。セカンドチームでもいい戦いができるくらいだったんで、強いわけですよ。


――なるほど。でも、いくら調子が良くても試合に出られない日もあるわけですよね。そのあたりは、「常に試合に出たい」と思う選手にとっては受け入れ難い部分もあったのでは。

木村雄大(ライトハウス)

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