偏愛上等! 著名人が語るプロ野球

野球好き声優・松嵜麗の熱すぎる燕愛「セは当然ヤクルト優勝ですが、何か?」

前田恵
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ヤクルトを愛してやまない声優・松嵜麗さん 【水上俊介】

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、プロ野球も開幕を延期しています。そこで、選手とファンが球場に戻れるまでの間を少しでも楽しんでもらえるよう、野球が好きでたまらない著名人が、独自の視点で注目選手やそれぞれの見どころを紹介します。

 第3回は野球好き声優の松嵜麗さんが、たまたま観たテレビ番組を機にどっぷりとハマっていったという、東京ヤクルトスワローズへの熱い思いと深い愛を語ります。(取材日:3月20日)

ハマったきっかけは「東京フレンドパーク2」

高津(写真右)、古田ら黄金期を築いたメンバーの出演したテレビを観たことが、ヤクルトを好きになるきっかけだった 【写真は共同】

――松嵜さんは熱心なヤクルトファンとお聞きしています。福岡出身なのに、なぜソフトバンクではなくヤクルトファンになったのですか?

 そもそも私、昔は野球に全く興味がなくて、V6が好きだったんです。野球中継が延長になると、彼らが出演するドラマや歌番組に影響が出て、そっちを観たい女子として、野球は腹立たしい存在でした。ところが、1997年に優勝したヤクルトの選手が出演した『関口宏の東京フレンドパーク2』を観ていたら、高津臣吾さん、古田敦也さん、伊藤智仁さんの笑顔がとても素敵で、「かっこいいなあ」って思ったんです。

 それで次のシーズン、ヤクルトのオープン戦を観戦して、見よう見まねで一緒に応援してみたら楽しくて。さらにヤクルト主催の福岡での公式戦を観に行ったら、帽子などいろいろなグッズをもらってしまって! 以降、V6に使っていたお小遣いをヤクルトに使うようになり、徐々に野球のルールがわかってくるとますます楽しくなって、今に至ります(笑)。

――こうしてヤクルトにハマっていったんですね。

 はい。それは野村克也元監督の影響もあったと思います。私はホームランや速球にはそこまで興味がなく、守備の上手さとかヒットでつないで1点を取る攻撃が好きなんですが、いろんな戦い方、勝ち方があるんだと教えてくれた野村ID野球は、私がヤクルトにのめり込んだ一番の理由だと思います。

ソフトバンクは“野球界の劇団四季”

取材にマイ選手名鑑を持参して臨んだ松嵜さん。読み込まれていたのが印象的だった 【水上俊介】

【パ・リーグ順位予想】
1位 東北楽天ゴールデンイーグルス
2位 福岡ソフトバンクホークス
3位 埼玉西武ライオンズ
4位 オリックス・バファローズ
5位 千葉ロッテマリーンズ
6位 北海道日本ハムファイターズ


――それでは、まずはパ・リーグの順位予想から行ってみましょう。6位は日本ハム、5位はロッテと予想しました。

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著者プロフィール

1963年、兵庫県神戸市生まれ。上智大学在学中の85、86年、川崎球場でグラウンドガールを務める。卒業後、ベースボール・マガジン社で野球誌編集記者。91年シーズン限りで退社し、フリーライターに。野球、サッカーなど各種スポーツのほか、旅行、教育、犬関係も執筆。著書に『母たちのプロ野球』(中央公論新社)、『野球酒場』(ベースボール・マガジン社)ほか。編集協力に野村克也著『野村克也からの手紙』(ベースボール・マガジン社)ほか。豪州プロ野球リーグABLの取材歴は20年を超え、昨季よりABL公認でABL Japan公式サイト(http://abl-japan.com)を運営中。

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