【試打レポート】SIM/SIM MAXの違いは? ベストスコア68のインスタグラマーがテーラーメイドの新作ドライバーを打ち比べ
【写真:オレンジマン】
今回スポーツナビでは、アマチュアゴルファーながらベストスコア68を誇り、インスタグラムで1万人以上のフォロワーに向けてゴルフの楽しさを伝えている「オレンジマン」さんに、新作ドライバー「SIM」と「SIM MAX」を打ち比べてもらった。
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■「M」シリーズから「SIM」シリーズへ
新シリーズになり、いったいどんな変貌を遂げたのか、実際に体験してきました。
最初に目につくのは、カラーリング。「M5」「M6」では赤だったイメージカラーが青に変わっています。同社で以前発売されていた「SLDR」を思い出させるような配色です。
アドレスをしてみると、クラウン部分のカラーも変わりました。「M」シリーズではブラックカーボンの部分が、「SIM」シリーズではグレーのカーボンになっています。これは、現「Mグローレ」に近いイメージです。
左がSIM、右がSIM MAX 【写真:オレンジマン】
■ヘッドスピードが加速するテクノロジー
SIMのソール 【写真:オレンジマン】
さらに「SIM」には、おなじみのスライド式のウェイトも装着されています。
フェースには、昨年登場し大きな話題となった「スピード・インジェクション」テクノロジーが引き続き搭載されています。これは製造過程で避けられないヘッドの個体差をなくすべく、一度反発係数のルール上限を突破したヘッドを作り、フェース下部にある二つのポートからレジン素材を注入し、反発係数をルール適合の上限付近まで近づけたヘッドを作る技術で、まさにルールギリギリのヘッドだと言えます。
上がSIM、下がSIM MAX 【写真:オレンジマン】
■2種類のドライバーを打ち比べ
まずは「SIM」から打ちましたが、打感は「M5」と同じように若干弾き感を残しながらも柔らかく感じます。打音は「M5」よりも若干高くなった印象。弾道は打ち出し角が低めの低スピン弾道でした。吹き上がることなく前に進むような弾道でキャリーが稼げました。
SIMの計測データ 【写真:オレンジマン】
球の捕まりは悪くなく、むしろ「M5」より捕まりがいいように思います。その辺りを考慮し、ソールのウェイトポジションを変更することでドローやフェードの打ち分けが可能なのも「SIM」の特徴だと思います。
試打シャフトは純正装着の「TENSEI SILVER TM50 (S)」でした。このシャフトがまた優秀で、ワッグルした感じからもしっかりしていることがすぐに分かります。打ってみても同じ印象で、それなりにヘッドスピードが速い人でも当たり負けせずに、ボールに力を伝えることができるシャフトです。シンプルでクセのない印象で、ヘッドとのマッチがとてもよく合っていると思いました。
続いて「SIM MAX」を試打。打感は「SIM」と同様の感想ですが、打音に関しては「SIM」よりもやや低く聞こえました。弾道は「SIM」に比べるとスピン量が多く、自分から球を上げにいかなくても自然と高弾道の球が打てました。それでもスピン量は特別に多いわけではなく、一般的には少ない部類だと思います。
SIM MAXの計測データ 【写真:オレンジマン】
その点をカバーするように、純正装着のシャフトは「TENSEI BLUE TM50(S)」で、中調子の表記にはなっていますが、実際に打ってみると、やや先が走るように感じます。ヘッドスピードが45m/s以下の人には強い味方になると思います。逆にヘッドスピードが速い人は、少し物足りなく感じるかもしれません。
以上、2種類のモデルの試打をしましたが、「SIM」はヘッドスピードが速く、低スピンヘッドを好む人向けで、「SIM MAX」は自然と高弾道が打て、許容性の高さを求める人向けに感じました。いずれも前作の良いところを抽出し、新たなテクノロジーを加えて進化した完成度の高いドライバーだと思います。
ぜひ実際に手に取って体感してみてください!
(文・写真:オレンジマン)
■「オレンジマン」プロフィール
ゴルフ歴16年のアマチュアゴルファー。ベストスコアは68。現在インスタグラム(@orangeman0114)でゴルフ動画をメインに配信中。学生時代にゴルフ部でもなく、コーチングやレッスンも受けたことのない、完全我流ゴルファー。ゴルフ人口増加のため、ゴルフの様々な楽しみ方を老若男女問わず伝えることが目標。
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