大山千広×畠山愛理 美女アスリート対談 VOL.2 ボートは無限の個性…だからこそのこだわり
モーターによってフェラーリと軽自動車くらいの差が……
フェラーリと軽自動車くらいの差があるという話に「そんな差が?」と驚く畠山さん 【スポーツナビ】
大山 やっぱり海水のほうが柔らかいのでどちらかといえば乗りやすかったり、プール、淡水は水が硬かったりするので逆に難しかったり、こういう川だと流れもあって風もあってとなるので。実は一番、江戸川が乗りづらいレース場ですね。
畠山 だからこそここは技術がすごく求められるレース場ということですよね。
大山 あとは抽選で引いたエンジンの良さにもよるんです。見た目は全く同じなんですけど、モーターによって本当にフェラーリと軽自動車くらいの……(笑)
畠山 そんな差が?
大山 ボートも差があって、全く一緒の木ってないじゃないですか。やっぱりしなり方とかが違ったりするので同じように作っていてもいいボート、悪いボートというのがどうしても出てくるんです。それを運で、抽選をして。
畠山 ここにあるボートだけでも全て個性があって違うということですよね。
大山 そうですね。でもそれは変えられないので、それに合わせてとなると本人の技量が高ければ悪いものを引いても乗れますから。結局は自分の技量ということになりますね。
不安要素をなくしていく準備をすることが一番大事
アスリート同士で共感する部分を語り合う二人 【スポーツナビ】
大山 毎回ものすごく緊張します。畠山さんは緊張されますか?
畠山 します、します。私の場合は落ち着かせるために、なるべく練習の時から私であったら体育館のイメージをもって先に練習しています。そうすると急に環境が変わったとならないので、前から準備しておくという方法ですね。大山選手はいいレースをするために心掛けていることはありますか。
大山 不安要素があるとやっぱり緊張すると思うので、すごく自分に自信があるときは正直そこまで緊張しなかったりします。そのために不安要素をなくしていく準備を手前手前でするというのが一番大事かなと思ってやっていますね。
畠山 練習が大事ですよね。
大山 そうですね。練習とあとはエンジンの状態を良くしておけば不安要素もなくなって緊張も少し和らぐので。
畠山 たくさん練習してきたといっても、モーター次第というか、そういうところもあるんですね。
大山 本当にモーター次第です。私たちは。
<VOL.3に続く>