アルゼンチン共和国杯は年齢と斤量がカギ データ推奨1番手はアフリカンゴールド

JRA-VANデータラボ

アルゼンチン共和国杯の前走クラス別成績(過去10年)

表4 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表4は前走クラス別成績。表の上部にある1000万下(現2勝クラス)、1600万下(現3勝クラス)の複勝率が高く、前走条件クラスの馬でも通用していることがわかる。それぞれの組の3着以内馬を見ると、1000万下組は前走1着、1600万下組は前走3着以内に入っていた。

 また、前走G1だった馬は昨年のパフォーマプロミスら近3年続けて勝ち馬を出しており、複勝率42.9%と優秀だ。3着以内馬の6頭は前走で宝塚記念、日本ダービー、天皇賞・春のいずれかに出走していた。

距離延長馬の前走着順別成績(過去10年)

表5 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表5は今回距離延長となる馬の前走着順別成績。その前に、前走からの距離増減別成績は、同距離馬【0.0.0.7】、今回短縮馬【0.1.1.30】に対して、今回延長馬が【10.9.9.99】と圧倒している

 これら距離延長馬で前走1着だった馬は15年ゴールドアクターら2勝で、複勝率45.0%と非常に高い。複勝回収率でも100%を超えている。黄色で強調した前走4着までが連対率20%以上、複勝率でも30.0%を軒並み超えており、好成績を示している

アルゼンチン共和国杯の前走からの斤量増減別成績(過去10年)

表6 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表6は前走からの斤量増減別成績。今回斤量増の馬が14年フェイムゲームら3勝をあげ、勝率・連対率・複勝率いずれもトップ。ただし、15年以降の近4年は3着以内馬が出ていない。出走数が多い今回斤量減の馬は昨年のパフォーマプロミスら5勝をあげ、複勝率20.2%と斤量増の馬に迫っている。昨年は1〜3着を独占しており、毎年1頭は3着以内に入っている。これら斤量減の馬で前走3着以内だった馬は【3.4.6.19】で連対率21.9%・複勝率40.6%と非常に高く、複勝回収率も130%と優秀だ

 なお、斤量増減なしの馬は16年シュヴァルグランら2勝をあげるも、連対率・複勝率は最も低い。この組の3着以内馬4頭はいずれもアルゼンチン共和国杯で4番人気以内だった。

結論

表7 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 今年のアルゼンチン共和国杯の出走予定馬は表7のとおり。

 人気を集めそうなのは前走で同コースの目黒記念を勝利したルックトゥワイス。ただし、目黒記念は緩みない流れから前が止まる展開となって、後方の馬が有利なレース。同馬も後方を追走していた。6歳馬で前走から斤量2キロ増の57キロ、絶対視はできない。

 これまでのデータから一番手に推奨したいのがアフリカンゴールド。好成績の4歳馬で斤量55キロ、距離延長馬で前走1着、今回斤量1キロ減と好走馬の傾向にいずれも合致している。続いて推したいのが同じく4歳馬のアイスバブル。前走小倉記念では7着と敗れているが、小回りコースよりも直線が長いコースの方が合うタイプだ。2走前の目黒記念では2着と好走しており、東京替わりは歓迎材料。前走から斤量増減なしは微妙だが、55キロは良い。前走からの巻き返しが期待できる。

 他では連下候補で前走六社S2着のトラストケンシン、中央入り初戦の4歳馬ハッピーグリン、好成績を示す斤量56キロのムイトオブリガードノーブルマーズまで挙げておきたい。オジュウチョウサンは8歳馬で、前走六社S10着と強調材料に欠いている。

文:ケンタロウ(けんたろう)
1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。

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