国際舞台で輝ける選手の条件とは!? 上原浩治が期待する侍ジャパンVol.1
日の丸のユニホームを着る後輩たちへ、自らが体感したからこそのアドバイスを送ってくれた 【赤坂直人/スポーツナビ】
オンとオフの切り替えが集中力を高める
選ぶ方も難しいんで、右肩上がりになってきた選手を選ぶのが一番いい。だから今回の大会(プレミア12)も11月ですから、8月、9月にいい成績を残したメンバーを選んだ方が、11月もいい感じで行けると思う。だからスタートダッシュじゃないですけど、春先の成績が夏の五輪の方につながっていくと思う。だから春先に頑張って欲しいな、と。誰が、というよりも、「日の丸を着たい」とか「選んで欲しい」と思っている選手は間違いなくいると思うんで、そういう選手は春先からダッシュをかけるような感じで頑張って欲しいなと思います。
――国際舞台に強い選手というのはいるんですか?
短期決戦に強いということですよね。日本シリーズならシリーズ男と言われる人ですよね。間違いなく出てくると思いますけど。僕の時(第1回WBC)は(福留)孝介とかが打って欲しい時に打っていましたから。
――短期決戦にうまく集中力を高めていけるような選手?
そういう選手が一番輝けますからね。24時間プレッシャーを感じてやるのは疲れますからね。どっかで抜くことも、もちろん必要ですからね。オンとオフの切り替えですよね。それができる選手が間違いなく成功すると思います。
稲葉監督とは公式戦で数多く対決し、日本代表でもチームメートとして戦った上原さん 【写真:ロイター/アフロ】
稲葉さんはヤクルト時代に対戦していますし、建山は高校(東海大仰星高)の同級生でずっと一緒にやっていましたし、井端(弘和)も敵として右打ちのライト前に何本打たれたんだろうっていうぐらい打たれましたから。いやらしいコーチがいっぱいついていますよね(笑)。そのいやらしさが、選手に伝わって、いい試合になればと思いますね。
(インタビュアー:生島淳)
「上原浩治が期待する侍ジャパン」Vol.2は日の丸のユニホームを着る後輩たちへメッセージを送ってもらいました。
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