連載:日米現役スカウトが明かすドラフト直前の評価

創志学園・西&横浜・及川の実力は? 日米の現役スカウトが鋭い視線で評価

瀬川ふみ子
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U-18W杯で活躍した西。両スカウトとも「体が強い」と口をそろえて評価する 【写真は共同】

 令和最初のプロ野球ドラフト会議。注目すべきドラフト候補たちの評価を聞くため、日米のベテランスカウトに直撃。広島東洋カープのスカウト部長・苑田聡彦スカウトと、フィラデルフィア・フィリーズの環太平洋担当部長・大慈彌功スカウトがドラフト直前に明かしてくれた。

 第2回は「高校生投手」編。佐々木朗希(大船渡高)と奥川恭伸(星稜高)に大きな注目が集まる今ドラフトだが、2人よりも早い時期から注目されてきたのが、西純矢(創志学園高)と及川雅貴(横浜高)だ。佐々木、奥川と比較すると、どこが優れ、一方どこが課題なのか。“外れ”ではない1位指名があるほどの選手か、将来メジャーで活躍できる可能性はあるのか。そして、この「高校四天王」と呼ばれる4投手に次ぐのは誰か? 日米敏腕スカウトが、鋭く語る。

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西純矢(創志学園高)

苑田スカウト「体の強さは高校生投手ナンバーワン」

 西投手の良さは、体の強さ、馬力があること。佐々木投手や奥川投手と比較しても、体は一番強いんじゃないかと思います。さらに鍛えればもっと良い。ある程度、下(2軍)で投げて、良かったら1軍に上げて投げさせても大丈夫なタイプです。球の力も一番あります。佐々木投手、奥川投手に引けを取らない球質です。
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