「劣勢の場面で、仕掛ける手立てが…」五十嵐圭がバスケW杯チェコ戦を解説

カワサキマサシ
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日本は格上・チェコ相手に前半を5点ビハインドで折り返すも、最終的には76-89で敗れた 【Getty Images】

 ワールドカップ(W杯)2次ラウンド進出のためには、絶対に負けられないチェコ戦。日本は格上相手に前半を5点ビハインドで折り返して期待を抱かせたが、後半にじわりと突き放され、76-89で敗れてしまった。

 この試合を観戦した元日本代表の五十嵐圭(新潟アルビレックスBB)は、「今日はチェコの試合運び、攻撃の組み立てがうまかった。日本は劣勢の場面で、自分たちから仕掛ける手立てがほしかったです」と全体を総括。悔しい2連敗になってしまったチェコ戦を詳細に解説する。

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ポイントは「後半の入り」

──前半は僅差でしたが、終わってみると76-89で悔しい連敗に終わりました。

 今日の試合の入り方は良かったと思います。初戦のトルコ戦の反省を生かして、八村塁選手へのディフェンスの強度が高くなってくることを予測しながら、ほかの選手たちがしっかりとアタックしましたね。特にポイントガードのスターターとして起用された田中大貴選手が、チャンスがあればどんどんシュートを狙う姿勢を見せていました。前半はチェコにアウトサイドからの攻撃、特に3Pを確率良く決められながらも、5点差と我慢しながらついていったのは、良かったところです。

──試合のキーポイントはどこにあったでしょうか。

 後半の入りですね。後半に入ってチェコのディフェンスのプレッシャーが強くなって、少し引いてしまったというか、前半に見せていたペイントエリアにアタックするプレーが少なくなり、アウトサイドからの攻撃が多くなってしまった。第4Qに入ってもトルコ戦と同じで追う展開になり、焦りからのターンオーバーなどが発生してしまったのも痛かったですね。

 それと数字的な部分で言うと、フリースローですね。アタックをしてファウルをもらっていたのに、フリースローの確率が50%を切ってしまった(44.4%)。そこでフリースローを決め続けていければ、また違った展開になったかなと思います。

──流れがつかめそうなところで、ターンオーバーなど自らのミスでリズムを崩した場面が少なからずあった印象です。

 今日はどうしても、追う展開の時間帯が多かったですからね。点差がひとケタに迫って、『さあここから』というところで速く攻め過ぎてしまったり、八村選手、(ニック・)ファジーカス選手にパスを集めようとしながら、そのパスが雑になってしまったところがありましたね。
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著者プロフィール

大阪府大阪市出身。1990年代から関西で出版社の編集部員と並行してフリーライターとして活動し、現在に至る。現在は関西のスポーツを中心に、取材・執筆活動を行う。

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