【初めてのテント選び】人気4ブランドの定番ドーム型テントを徹底比較

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【写真:アフロ】

「キャンプを趣味にしたい!」「毎年家族でキャンプに行きたい!」と考えるなら、キャンプ場でレンタルするのではなく、自前のテントを準備したいところ。しかし、「自分たちだけでちゃんと設営できる?」「本当はもっと手ごろなものがあるのでは?」と考えると、なかなか購入に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。

 今回は、初めてのテント選びでお悩みの方に向けて、人気アウトドアブランドから「設営・撤収が簡単なドーム型テント」を紹介します。換気性能やデザインなどのディテールを見比べて、キャンプの相棒となるテントを選んでみましょう。WILD-1デックス東京ビーチ店のキャンプ担当・石田さんに聞いた「テントをスムーズに設営するコツ」も要チェックです!

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キャンプで使われるテントの種類

 キャンプで一般的に使われているテントには次のようなタイプがあります。

■ドーム型テント
 対角線上に配置した2本のポールでインナーテントを支え、上からフライシートをかぶせるベーシックなテントです。設営の手順がわかりやすく、撤収も簡単なのでキャンプ初心者には特におすすめのタイプ。登山用、大人数用とさまざまなモデルが発売されていますが、初心者は構造がシンプルなもの(部品が少ないもの)を選ぶのがおすすめです。

■ツールームテント(ロッジドームテント)
 ドームテントのキャノピー(テントの入り口についた「ひさし」の部分)を延長し、リビングスペースも確保したのがツールームテントです。ドームテントより設営の手順は増えますが、テントの外にタープを張る必要がないので、慣れればトータルの設営時間が短縮できるでしょう。インナーテントを外せばスクリーンタープとして使用できるものもあります。

■ティピーテント(ワンポールテント)
 テントの中央を1本のポールで支える円錐型テントです。もともとネイティブアメリカンの移動型住居として使用されていたタイプで、居住空間を広く確保できることが特長です。設営も簡単で見た目もおしゃれですが、前室がないので雨天時はタープで屋根を作るなど出入りで濡れない工夫をしましょう。

■ワンタッチテント
 音楽フェスや海水浴などの日帰りレジャーには、袋から取り出すだけでパッと広がるポップアップテントが便利です。フライシートをかぶせない「シングルウォールテント」なら誰でも短時間で設営できます。

 フライシートをかぶせて使う「ダブルウォールテント」の中にも、ワンタッチに近い手順で設営できるものもあります。「クイックドームテント」はフレームを傘のように広げて設営するもので、宿泊も十分可能。気軽にキャンプを楽しみたい方におすすめですよ。

初心者におすすめなのは「ドーム型テント」

 前述の4タイプで、最も多くのキャンパーに選ばれているのが「ドーム型テント」です。「インナーテントの対角線にポールを通す」「テントを地面に固定する」「フライシートをかぶせる」の3ステップで設営できるので、初級者から上級者まで幅広く使われています。

 ドーム型テントはさまざまなブランドから発売されていますが、どれも設営手順は大きく変わらないので、ドーム型テントをスムーズに設営できることが「一人前のキャンパー」の条件といっても良いでしょう。

<アウトドアショップのワンポイントアドバイス!>
「初心者は『どのポールを、どのスリーブに入れたらいいかわからない』と困りがちですが、最近のテントは組み合わせがわかりやすいように、スリーブとポールに同じ色がついているものも増えています。こういったタイプなら初心者でも15〜20分くらいで設営できますよ」(WILD-1デックス東京ビーチ店・石田さん)

初心者におすすめ! 人気ブランドのドーム型テント4選

 シンプルな構造がウリのドーム型テントだからこそ、ディテールには各ブランドの個性が光ります。ここでは、人気ブランドの定番ドーム型テント4つのスペックを紹介します。

■コールマン タフワイドドーム
 ベーシックな構造で初心者にやさしいコールマンのテントは、縦向きに5人、横向きに1人の計6人が寝られる広めのサイズ。室内の空気循環を促すサークルベンチレーションシステム搭載で、夏でも涼しく過ごせます。テントのほかに地面の湿気を遮断するグランドシートと、凹凸をカバーするインナーシートがついているのもうれしいポイントです。

・基本情報
【サイズ】フロア面積:約300×300センチ、高さ:約180センチ
【収容人数】最大6人
【重量】約7.5キロ
【耐水圧】約2,000ミリ
■ロゴス(LOGOS) テント 4〜5人用 neos ベーシックドーム
 生地裏に特殊な加工を施しており、その防水性能はフライシート(屋根)で傘の約4倍、フロアシート(床)で傘の約6倍と、悪天候に強い仕様です。インナーテントの出入り口にはロゴスが独自に開発した「C型ドア」を採用し、ドア上部と下部を少しずつ開ければプライバシーを保って換気ができます。キャノピーポールは別売りです。

・基本情報
【サイズ】フロア面積:335×210センチ、高さ:約185センチ
【収容人数】最大5人
【重量】約9.1キロ
【耐水圧】フライシート:約2,000ミリ、フロアシート:約3,000ミリ
■スノーピーク(snow peak) アメニティドームM
 高品質でありながらお手頃な価格で人気を誇るスノーピークの入門用テント。風のダメージを抑えるために、高さは低めに設計されています。前室が広めで、別売りのキャノピーポールを設置すればちょっとしたリビングスペースを作れます。耐水圧は1800ミリミニマム。生地の耐水圧表記は一般的に生地上の平均値が使われますが、スノーピーク製テントは「どこを計測しても最低1800ミリ」耐水圧を確保しているのが特徴です。

・基本情報
【サイズ】床面積:約265×265センチ、高さ:約150センチ
【収容人数】最大5人
【重量】約8キロ
【耐水圧】1,800ミリミニマム

スノーピーク アメニティドームM SDE-001RH テント
52,800円ほか

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■小川キャンパル テント ogawa アイレ 6人用 ブラウン×サンド
 3メートル×3メートルのフロアサイズと約180センチの室内高で広々使えるogawaのドーム型テント。フライシートの各パネルにメッシュが採用されているので風通しは抜群です。フライシートの裾には風を遮断するスカートがついているので、寒い時期のキャンプにも◎。ほかのドーム型テントよりやや値段は張りますが、初級者から上級者まで幅広く使えるモデルです。

・基本情報
【サイズ】フロア面積:約300×300センチ、高さ:約180センチ
【収容人数】最大6人
【重量】約8.2キロ
【耐水圧】約1,800ミリ

ご近所でテント設営の練習をしてみては?

 ドーム型テントなら、どのブランドを選んでも簡単に設営できます。しかし、せっかく買うなら、テントの広さや高さ、重さなどにも注目してお気に入りの一張を見つけましょう。設営方法を理解すれば簡単に設営できるので、キャンプに行く前に庭や公園で練習しておくものおすすめです。

【企画編集:C-NAPS編集部/取材協力:WILD-1 デックス東京ビーチ店】

【C-NAPS編集部】

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著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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