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バスケ版の大谷翔平を目指す馬場雄大
「W杯で一段上げないとNBAに到達しない」
Bリーグ経由でNBA入りを目指す馬場に、W杯への思いを聞いた
Bリーグ経由でNBA入りを目指す馬場に、W杯への思いを聞いた【石田祥平】

 ハイスピードプレーと鮮烈なダンクでファンを魅了する馬場雄大。2018-19シーズン、所属するアルバルク東京のリーグ連覇に貢献し、今夏は念願だったNBAのサマーリーグでプレーするチャンスをつかみ取った。


 日本代表には必要不可欠なワンピースとなり、今後の飛躍のためにもワールドカップ(W杯)は負けられないと活躍を誓っている。Bリーグ経由でNBA入りを目指す彼に、日本バスケの未来、子どもたちの夢が託されていると言ってもいいだろう。(取材日:2019年8月7日)。

「このチームで牽引役にならなければいけない」

──日本代表の強化合宿、国際強化試合の真っ只中ですが、W杯に向けてコンディションはいかがでしょうか?


 サマーリーグでけがをした肩の状態が完全ではありませんが、練習は普通にできています。コンディションも徐々に上がっている状態です。プレー自体まったく問題ありませんが、少し負荷をかけるトレーニングはキツイところもあるので慎重に取り組んでいます。


──渡邊雄太選手、八村塁選手らが加わった日本代表の雰囲気はいかがですか?


 本当に明るい選手が多いですね。練習はハードにこなしていますし、集まった選手全員がW杯を意識していますから、とてもいい雰囲気です。


──馬場選手も「明るい選手」の1人だと思いますが?


 そうですね(笑)。塁や雄太は若いので、その若いエネルギッシュな力が加わって、さらに勢いが出ている感じ。今が旬というか、勢いのあるチームだなと感じています。彼ら2人からは米国で実績を残してきたという自信がひしひしと伝わってきます。そこに比江島慎選手や僕も、サマーリーグを経験せさてもらいましたから、そういう空気感というか、雰囲気を醸し出させるようにしたいですし、自分も良いスパイスになれるようにやっていけたらなと思っています。


 気持ちの部分が一番だと思いますが、米国の環境でやってきたというところでは、このチームでも牽引役にならなければいけないという思いが強いですね。

「このチームで牽引役にならなければいけない」と馬場
「このチームで牽引役にならなければいけない」と馬場【@FIBA】

──以前、日本代表候補選手発表の記者会見では、渡邊選手や八村選手が「年下ですけどチームを引っ張っていきたい」とコメントされていました。そういう言葉が自然と出てくるんですね。


 コートに入れば年齢は関係ないですし、そこはよくコミュニケーションを取りながら、プレーも含めてチームを引っ張っていくことが大事だと思います。年齢は関係なく、いろいろな経験をしてきた僕たちがやるべきことだと思います。


──フリオ・ラマスヘッドコーチの指導やアドバイスに、何か変化は感じていますか?


 ある意味、自由にやらせてくれますし、その中でもディテールというか、細かな部分を指導してくださるので、僕たちとしてはやりやすい環境です。それでもオフ明けだったり、練習が続いてどうしても気が抜けてしまう時があったりすると、厳しい声が飛んできます。その場を締めることもありますから、常に高い水準で練習することはラマスHCも心掛けているんだと思います。

「バスケの醍醐味をお見せできる」

身体能力を生かしたプレーが特徴の馬場だけに、「バスケの醍醐味をお見せできる」ときっぱり
身体能力を生かしたプレーが特徴の馬場だけに、「バスケの醍醐味をお見せできる」ときっぱり【@FIBA】

──予選リーグの相手、トルコ、チェコ、米国に関して、どのような印象をお持ちでしょうか?


 トルコは、先日のフランスとの練習試合を雄太と一緒に見たのですが、やはりサイズがあって動けるし、力強いフィジカルを備えているチームだと思います。ただ、自分たちもそのレベルまで上がってきていると思いますから、どう戦えるかが楽しみです。


 チェコはOQT(リオ五輪世界最終予選、2016年)で負けていますし、チェコのB代表が来日して当時の日本代表と対戦しています。そういう過去の対戦と比べて、日本のバスケが変ったんだということを、勝つことで証明できると思います。チェコ戦は落とせないですね。


 米国は誰もが知る存在で、スーパープレーヤーが出場辞退している状況ですから少しは戦いやすくなっていると思います。でも米国は世界一、そのチームとどう戦うのか、対戦できる楽しみはあります。というのも、サマーリーグを経験しているからこそだと思います。すべてをぶつけても受け止めてくれる選手たちがそろっているはずですから、どこまでやれるのかチャレンジしたいですし、そこで結果を残すことが次につながると思っています。


──「次につながる」という意味では、今回のW杯自体をご自身のキャリアにおいてどう捉えているんでしょうか?


 僕は自分のキャリアにおいて、ターニングポイントだと思っています。サマーリーグを経てのW杯ですから、サマーリーグでの経験を含めて自分を披露する場であり、ステップアップのための時間を過ごしてきたのがサマーリーグなんです。ここで一段ギアを上げないとNBAにも到達できないと思いますから、そういった意味ではW杯をとても大切に考えています。


 チームとしては塁や雄太が合流して、日本代表は変わったんだいうことを見せることがモチベーションです。個人としてはここで終わりではなくて、W杯をベースにして次にどう飛躍していくか、そこがモチベーションになります。


──日本でプレーして、Bリーグができ上がっていく過程も体感されています。ファンの盛り上がり、期待を実感しつつ迎えるW杯を、選手としてどう捉えていますか?


 W杯に向けて注目度が上がっているのは、塁のNBAドラフトのことやBリーグの盛り上がりがあってこそだと思いますから、とても光栄だと思います。今までなかったことですし、注目されているからこそ結果を残さなければならないという思いが強い。いい意味でプレッシャーに変えていかなければんりませんし、それができる選手たちであり、チームだと思います。みなさんの期待を受け止め、励みにして頑張ります!

羽上田昌彦

スポナビDo

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