箱根駅伝選手サポート中のスポーツ栄養士が教える!体重コントロール術!
1. 体重変動はほぼ水分と考えるべし!
体脂肪量を1kg減らすためには消費エネルギー量と摂取エネルギー量の差を-7,000kcalにすることが必要です。つまり今より消費エネルギー量を上げるために運動をするか、摂取エネルギー量を下げるために食事を減らすかのどちらかになってきます。具体的な量で言うと、消費エネルギー量はフルマラソン3本分程度、もしくは食事を丸3日分欠食することになります。かなり大きい単位だということがわかりますよね?
つまり1日での体重の変化はほぼ水分と捉えていただいて良いと思います。そのため、1日で1kg減った!などと一喜一憂しないというのがダイエットを継続するポイントになってきます。
2. 1日でコントロールしようと思わないこと!
食べるのが辛い方には口当たりの良いもの、特にギリシャヨーグルトはたんぱく質が豊富なのでおすすめです。
話を戻します。1日でコントロールしようと思うと欠食など無理しがちになり、これは基礎代謝を下げてしまいます。そこでお勧めなのが3日単位、1週間単位でのコントロールです。今週末飲み会がある、バイキングに行く…などの予定に合わせて前後1日、3日で少しずつコントロールしていくのです。飲み会で食べるから今日から少しおやつ控えめにしよう!など軽めな目標だったら出来そうなイメージが持てませんか?
ダイエットのポイントは継続出来る目標設定です。頑張る目標ではなく、これくらいなら生活の中に無理なく入れられそうかなというレベルの目標を立ててみて下さいね。
もちろん1人で難しいという方は専門家である公認スポーツ栄養士や管理栄養士に是非ご相談ください。
3. 自分にとっての適正体重を知ろう!
脂肪よりも筋肉の方が密度は高いので体重が変わらなくても運動によって中身が変わるだけで引き締まって見えるので、そういったことも目標の1つとして考えられると良いと思います。
体重という数値ばかり追うのではなく、健康的なスタイルを目指しましょう!
鵜澤 響子
・保有資格:
公認スポーツ栄養士/管理栄養士/健康運動指導士/認定心理士/陸上競技コーチ1(2019.10登録予定)
・経歴:
中学〜短大まで陸上競技部で選手として活動し、引退後は大学駅伝部を中心に陸上長距離種目専門のスポーツ栄養士として活動。現在は上武大学駅伝部のスポーツ栄養士を務める。
スポーツ栄養士としての活動の傍ら、自身もトラック競技からフルマラソンまで楽しみながら競技を継続している。2019年の名古屋ウィメンズマラソンではエビデンスに基づいたコンディショニングで月間100kmの練習ながら念願のサブ3.5を達成。多くのランナーが長く楽しく競技を続けられるように日々奮闘中。
また、ABCRコンディショニングサロンにて栄養カウンセリングを担当。
https://salon.abcr.jp
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