セ・パで違いが見える応援歌事情 人気ランキング11万票の熱き思いを分析
オリックスの応援を覚えようとするファンの図。あくまで想像です 【カネシゲタカシ】
男女別パート応援歌はもっと普及すべき
なお、プロ野球応援歌の世界に「男女別パート」を導入したのは北海道日本ハムの「チキチキバンバン」が最初である。その偉業をたたえるかのように、「稲葉ジャンプ」で語り継がれる稲葉篤紀の応援歌を僅差で抑え、「チキチキバンバン」が日本ハム応援歌の第1位にランクインした。ファンの支持をみるに、男女別パートの文化はもっと普及してもよいのではないか。
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最も覚えることが多い球団は?
そんなオリックスの長尺応援歌の数々は、ときに身内からも「やりすぎ」といわれる始末。さらに名物・タオルダンスもあることから、新規ファンは実に忙しい暗記の日々を送ることになる。
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最もカロリー消費量が多い球団は?
そんなロッテのランキングには、他球団ファンが帰りの京葉線で思わず口ずさむ名曲の数々がずらりと並ぶ。ロッテといえば応援、応援といえばロッテ。そして、ロッテといえば福浦和也。福浦の応援歌が第1位にランクインしたのは歴史の必然だ。
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「主力じゃないのにランクイン」の謎
今回のランキングでも、ほとんどの球団で主力選手の応援歌や、長年親しまれるチャンステーマが上位を占めた。ところがそうではないパターンもある。
たとえば元楽天の枡田慎太郎。ケガなどもあり不動のレギュラーの座はつかむことなく引退したにもかかわらず、その応援歌が第3位にランクインした。これは純粋に楽曲の良さが評価されたのだ。確かに枡田の応援歌はエモーショナルなメロディが実にカッコ良い。
また、強打者がひしめく西武のランキングでトップ5に食い込んだのがコーディ・ランサムの応援歌だ。歌う者に無用な緊張を強いる高低差激しいメロディーとクセだらけのリズム。発表直後から「中毒性が高い」と話題になったのは記憶にあるが、まさかトップ5に食い込むとは。2014年のみの在籍で、出場はわずか38試合。ランサムは、応援歌のインパクト“のみ”で後世まで語り継がれる稀有な選手となった。
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