連載:U-20日本代表 俺たちの挑戦

17歳にして攻撃のキーマン、斉藤光毅「年齢は関係ない。どんどん上に行きたい」

佐藤亜希子
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緊張やプレッシャーとは無縁。17歳だが、メンタリティの強さも魅力だ 【浦正弘】

 安部裕葵や久保建英ら、攻撃の軸と考えられていた選手たちの招集が見送られるなか、活躍への期待が高まっているのが横浜FCの17歳、斉藤光毅だ。もっとも、斉藤は彼らの代役などではない。U-19アジア選手権では3戦連発と、才能の一端を惜しげもなく披露。影山雅永監督の抜擢(ばってき)に応えてみせた。初の世界大会出場を目前にして「自分の大会にしたい」と野心を隠さない攻撃のキーマンを直撃した。

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主力不在を感じさせないプレーを見せる

 5月23日にポーランドで開幕するU-20ワールドカップ(W杯)は、次世代スターの登竜門だ。そんな大会にU-20日本代表のMF、17歳の斉藤光毅が挑もうとしている。

 コパ・アメリカ(南米選手権)のメンバーへの選出が見込まれる同級生の久保や、鹿島アントラーズの10番・安部の招集が見送られ、活躍への期待は高まる一方だ。主力の不在が発表された直後、メンバーたちには少なからず動揺もあったようだが、斎藤は「世界大会に向けて覚悟が決まった」と凛とした佇まいで言い切った。

「上(A代表)に行った選手がいなきゃ無理だったと言われないように、自分たちができるんだということを見せて、勝ち上がっていきたいです」

 U-20W杯メンバーへの選出は、横浜FCのアカデミー出身として初めて。170センチのアタッカーは狭いエリアを切り裂く鋭いドリブルと、一瞬のスピードを生かした裏への抜け出し、ゴール感覚を併せ持つ。

 今季はキャンプからトップチームに帯同し、ここまでにプロ初ゴールを含む2得点をマークした。「ゴールにつながるプレーはずっと狙っている」と言う高校生は、まだまだ成長過程。大きなポテンシャルを秘めた横浜FCユースの最高傑作が、世界大会デビューを目前にしている。
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