「新時代の頂」を目指す8選手が集結 BリーグCS 2018-19 直前記者会見
今シーズンのCSを戦う計8チームの代表選手が都内に集結 【写真:バスケットボールキング/兼子慎一郎】
自国開催となった2006年以来となる3大会ぶりのワールドカップ(W杯)出場に加え、20年東京五輪の開催国枠を獲得した日本代表。米国では渡邊雄太や八村塁が躍動するなど今シーズンは、日本バスケット界にとって大きなターニングポイントとなった。3年目を迎えたBリーグでは、平日開催の試合を昨シーズンから3倍に増やすなど、より一層タイトなスケジュールでレギュラーシーズンの計60試合が実施された。
三代目Bリーグ王者の称号を懸けた激闘へ駒を進めたのは、千葉ジェッツ、新潟アルビレックスBB、琉球ゴールデンキングス、栃木ブレックス、川崎ブレイブサンダース、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、アルバルク東京、富山グラウジーズの計8チームだ。会見には各チームから代表選手1名が登壇。各選手が今季の自チームを象徴する言葉をフリップに書き込み、レギュラーシーズンの振り返りと来たる決戦へ向け抱負を語った。
富樫勇樹(千葉ジェッツ)
富樫勇樹擁する千葉は、レギュラーシーズンの勢いのまま悲願の王者を目指す 【写真:バスケットボールキング/兼子慎一郎】
Bリーグが始まって1年目から、この『Be professional』をチームスローガンに掲げています。今年で3年目ですが、この3年間積み上げてきたものが今シーズン発揮できて、今シーズンの結果につながったと思います。
チームとして、今季8回しか負けなかったという自信があるので、この勢いをそのままチャンピオンシップ(CS)にもつなげられたらと思います。
大塚裕土(富山グラウジーズ)
初のCSに臨む富山は「チーム一丸」で初戦の千葉戦に挑む 【写真:バスケットボールキング/兼子慎一郎】
選手もガラッと変わってヘッドコーチも変わりました。クラブとして2年連続で残留プレーオフに出場していた富山が、3年目でいきなりCSに出れるというのは本当に素晴らしい変化をクラブとして起こせたと思います。
クォーターファイナルで対戦する千葉ジェッツは本当に強敵で隙もないと思いますけれど、チーム一丸となって少しずつ壁を壊していけたらと思っています。昨日までCSに出場できるか全然分からない状況だったので、(対策などは)これからです。
遠藤祐亮(栃木ブレックス)
栃木の遠藤祐亮は「川崎さんはインサイド陣が強力」と警戒 【写真:バスケットボールキング/兼子慎一郎】
『前進』です。シーズン序盤こそけが人が多かったですが、 少ない人数でも個人個人が日々レベルアップできました。また、年始に新しい選手が入ってきたことでチームが前進、レベルアップできたと思っています。
(対戦する)川崎さんはインサイド陣が強力ですけど、自分たちの持ち味が出せたらと思います。
篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)
「挑戦者として臨みたい」と意気込む篠山竜青 【写真:バスケットボールキング/兼子慎一郎】
『Believe』と書きました。今シーズンのチームスローガンでもあるのですが、この言葉通り仲間を信じて、チームを信じて40分間戦い続けることができればどのチームにも勝てる力を秘めているチームだと思っています。
逆に信じる力、チームや仲間のためにという想いが少しでも崩れると、どこにも勝てない。そういう側面もあった今シーズンでした。ホームのとどろきアリーナはきれいな4面ビジョンが付きましたし、お客さんの数も、一人ひとりの声援も大きな渦になるくらい成長を感じました。
多分、皆さんは川崎が勝つとは思っていないと思います。でも、その感じが久しぶりで心地いいので、挑戦者として臨みたいと思います。