阪急杯は前走負け馬がオイシイ狙い目 データ推奨は0秒5差以内の惜敗

JRA-VANデータラボ

阪急杯の前走レース別成績(過去10年)

表4 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表4は前走レース別成績。阪神C組は15年ダイワマッジョーレら最多の3勝をあげ、連対率26.1%・複勝率39.1%と優秀だ。昨年はモズアスコットが2着に入っている。出走数最多のシルクロードS組は昨年のダイアナヘイローら2勝も、複勝率では阪神C組に大きく離されている。以下、香港スプリント組が16年ミッキーアイルら2戦2勝と相性が良く、東京新聞杯組・京阪杯組・洛陽S組が1勝ずつ。

 なお、前走がJRAのG1だった馬はのべ【0.0.2.12】で連対馬が出ておらず、複勝率14.3%と不振傾向にある。

阪急杯の前走人気別成績(過去10年)

表5 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表5は前走人気別成績。前走1番人気だった馬が昨年のダイアナヘイローら2勝をあげ、複勝率40%と高い。特に前走重賞で1番人気だった馬は【2.2.0.3】で連対率57.1%と非常に優秀だ。

 なお、前走6〜9番人気だった馬は12年マジンプロスパー(前走6番人気)ら3勝をあげているが、前走10番人気以下だった馬からは連対馬が出ていない。

阪急杯の前走着差別成績(過去10年)

表6 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 最後に表6は前走着差別成績。前走で勝利した馬は13年ロードカナロアの1勝のみ。【1.0.2.17】で連対率5.0%・複勝率15.0%と低い。馬券で狙うべきは前走負けている馬なのだが、その中でも勝ち馬とタイム差なし〜0.5秒差以内だった馬に注目。

 黄色で強調したゾーンで過半数の6勝をあげ、3着以内馬17頭と全体の過半数を占めている。特に前走勝ち馬から0秒3〜0秒5差だった馬は一昨年のトーキングドラムら4勝と勝ち星が多い。11年の勝ち馬サンカルロも前走阪神C6着で勝ち馬とは0秒4差、阪急杯では差し切って勝利してみせた。これら前走0秒5差以内で惜敗した馬を積極的に狙っていきたい

 今年の阪急杯(特別登録段階)では、前走阪神C組からは勝利したダイアナヘイローよりも僅差の2着ミスターメロディ、3着スターオブペルシャをデータからは上位に評価したい。

文:ケンタロウ(けんたろう)
1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。

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