【BOATRACE】柳沢一が会心のまくり差しで快速組下し蒲郡V11

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 ボートレース蒲郡(ナイター)の「創刊70周年記念中日スポーツ賞 第53回竹島弁天杯」は5月5日、最終日の12Rで優勝戦が行われた。4日目に引き続き、南西からの向かい風5メートルで1Rが開始され、4Rから南東に風向きを変え、その後は左横風3~4メートルの水面状況だった。

 最終日も熱い攻防戦が繰り広げられ、3本の3連単万舟券が出現。3Rで上田健太がカド一撃を決めると、6Rでは鈴木勝博がコンマ04のスリットでまくり勝ち。10Rの特別選抜B戦では、鈴木裕隆が3コースからのツケマイ(同体まくり)で河村了を沈め、14万円台の高額配当が飛び出した。

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 12Rの優勝戦は、前日から前付け宣言をしていた6枠の花田和明がスタート展示から積極的に内寄りへ。本番レースでも2コースを確保して、162/345の3対3でスタートが切られた。スリットは6艇ともコンマ10台の踏み込み。その中でも前付けを敢行した花田がコンマ12のトップショットを決めた。ダッシュ勢は抜群パワーの大須賀友や本多宏和が少し伸びたが、スロー勢を脅かすほどではなく展開待ちに。

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 好枠の黒野がインから逃げ態勢を築こうとしたが、2枠で3コースの柳沢一(愛知支部43歳)【写真3枚】がスピード・角度とも文句なしのまくり差しを決め、バックストレッチは柳沢が黒野より前に出た。2マークは柳沢が、1マーク2番差しから伸びてきた大須賀を壁に使いながら回って、独走態勢に持ち込んだ。黒野は差し返すスペースがなくて外マイへ。この時点で2着が精いっぱいだった。

 本多宏和が3番手を走る大須賀を猛追してゴール前は迫ったが、わずかに届かず4着。大須賀が3着を守り、3連単は2-1-3で3880円の13番人気だった。

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 優勝した柳沢は「進入があんな感じになると思ったので、展開を突ける状態でいきました。あそこ(黒野と花田の間)を狙って、ダメなら外って感じでした」と狙いどおりのまくり差しだったことを明かした。

 今節の柳沢は2連対率32.9%の20号機がパートナー。「満点の調整ではなかったけれど、仕上がりとしては十分でした。ただ、優勝戦に出ていたモーターはみんな出ていましたね」と正味の伸びは劣勢だったが、質のいいスタートとキレのあるターンで今年初Vを飾った。通算64回目、蒲郡では11回目の美酒を味わった。次走は5月9日からの戸田一般戦に参戦予定だ。
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