京成杯は今年もクラシックに直結するか? 過去10年データから好走パターンを分析

JRA-VANデータラボ

昨年は1着ジェネラーレウーノ、2着コズミックフォースが活躍

 今週末の中央競馬は3日開催の予定。重賞は、土曜に中山でフェアリーS、日曜に京都で日経新春杯、月曜に中山で京成杯がそれぞれ組まれている。今回はこの3レースのなかから、月曜に行なわれる3歳の芝2000m重賞・京成杯を過去10年のデータから分析してみたい。昨年は1着のジェネラーレウーノが皐月賞3着、2着のコズミックフォースがダービー3着とクラシックに直結しており、今年も注目の一戦。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。

人気別成績

表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表1は人気別成績。それぞれ3勝を挙げている1、2番人気が好成績を収めており、揃って4着以下に落ちたケースは過去10年で一度しかない。基本的には1、2番人気のどちらかを軸馬に据えるのがいいのではないか。以下、好走圏内と呼べそうなのは7番人気あたりまで。10番人気以下になると58頭で3着1回しかなく、大穴は期待できないようだ。

キャリア別成績

表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表2はキャリア別成績。好走率が高いのはキャリア3戦や4戦で、1着馬10頭のうち9頭はどちらかに該当。特に軸馬を探す場合には着目したいデータだ。一方、キャリア2戦以下や5戦以上では数字が下がる傾向が見られ、割引が必要か。

生まれ月別成績

表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表3は生まれ月別の成績。目を見張るのが、1月生まれが非常に高い好走率を記録していることだ。出走46頭と最多の3月生まれと比較して、1月生まれは3分の1以下の出走14頭で同じ3勝を挙げている。ちなみに、昨年の勝ち馬であるジェネラーレウーノも1月生まれだった。近年の2〜3歳戦ではこのレースに限らず1月生まれの活躍馬が増えてきているだけに、覚えておいて損はない傾向であるはずだ。

前走距離別成績(芝のみ)

表4 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表4は前走距離別成績で、集計対象の前走は芝のみとしている。京成杯で主力となっているのは前走2000mだが、好走率は前走1800mも同等。基本的にはこのどちらかの距離を使っていた馬を狙いたい。前走1600mからの出走例も少なくないが、好走率はだいぶ下がる。また、このケースで好走した2頭の前走がいずれも朝日杯FSだったことも重要なポイントといえそうだ。

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