業界最速?ダービー&オークス想定オッズ 2019年クラシックの主役はこの馬!
大外から豪快な勝ちっぷり ハーメティキスト
ロードカナロア産駒のハーメティキスト(左)が2戦目で初勝利(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】
ハーメティキスト 牡 馬体重:446kg(-6)
★★★★★★★ 7点
騎手:マーフィー 厩舎:(美) 木村
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム
父:ロードカナロア
母:ミスティックリップス(Generous)
出遅れて序盤は後方2番手を追走。ペースの落ちた4〜5F目に中団まで押し上げると、勝負所でも外から更に進出し、直線は少しフラついたものの、坂上で抜け出して快勝。初戦は進路を探すのに戸惑い、仕掛けのタイミングが遅れた印象もあるが、2戦目で堂々の勝ち上がりとなった。脚色にはまだ余裕があり、相手かなかなか揃っていた中で、このパフォーマンスは強い。
馬体診断
10月の初戦から2ヵ月ほど間隔はあいたが、マイナス6キロで体はキッチリ仕上がっていた。パドックでも良い雰囲気で周回できていたし、気性面も問題なさそうだったが、実戦では出遅れ。このあたりは今後の課題だろう。スラッと伸びた四肢や長めに映る繋などを考えると中距離向きだが、更に距離が伸びても対応は可能。トモの肉付きなど、まだ成長は必要だが、素材は◎。
血統診断
母ミスティックリップスは独オークス馬。母系を辿ると、同じ3代母を持つ馬としてエイシンフラッシュ(ダービー・天皇賞秋)がいる。母父Generousは英・愛ダービーとキングジョージを3連勝した名競走馬。本馬の父ロードカナロアはその産駒が中距離戦にも対応してきており、春先にかけての成長が叶えば、クラシック戦線でも楽しめそうだ。
馬券の狙い目→2000m、2400mと距離が延びても対応できそう。成長次第ではあるが、クラシック戦線でも通用可能なポテンシャルを秘める。