ジャスタウェイ産駒の「天使」ラミエル 洋芝◎のアドマイヤリーブラが★5つ獲得
競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック
小倉に舞い降りた天使 ラミエル
写真の半兄シュウジは重賞2勝馬、ラミエルには兄以上の活躍が期待される(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】
ラミエル 牝 馬体重:438kg(-4)
★★★★★ 5点
騎手:松山 厩舎:(栗) 橋口慎
生産:浜本牧場
馬主:桑畑夏美
父:ジャスタウェイ
母:カストリア(Kingmambo)
軽く気合をつけられたが、発馬からスムーズにスピードに乗り、2番手からの先行策。直線入口で一旦は逃げ馬に離されたが、手前を替えてから力強く伸びた。終わってみれば2馬身差の完勝で、勝ち時計も今年の小倉2歳戦で最速。今回がデビュー3戦目、一戦毎にレースぶりや内容が良化しており、今後も楽しめそうな素材だ。
馬体診断
デビュー戦の時と変わらない馬体重での出走だが、レースを使った効果もあり、全体的なシルエットには着実な成長が見える。438キロと小柄ではあるが、ボリュームを感じさせ、短距離向きの良い瞬発力がある。今後の成長余地もあり、距離も1400〜1600mと対応できそうな体型。ただ、中2週〜中2週のローテーションのせいか、歩様に硬さが見られた。現状ではもう少し間隔をあけて使いたいところ。
血統診断
本馬の半兄にシュウジ(小倉2歳S)、ツルマルレオン(北九州記念)がいて、小倉芝1200mで勝ち上がったのはむしろ必然とも言うべきか。父ジャスタウェイは今年が産駒デビューの年。新馬→ダリア賞を連勝したアウィルアウェイは母父がKingmambo産駒のキングカメハメハで、現状ではミスタープロスペクター系との相性の良さを感じさせる。兄2頭の成績も踏まえると、1400mには対応可能。
馬券の狙い目→1200〜1400mが主戦場になりそう。仕上がり自体は早いタイプだが、成長力も兼備しており、3歳夏以降は古馬との斤量差を生かしての活躍も。