8馬身差で圧巻Vヴェロックスに★7つ 名牝ジェンティルドンナの妹にも高評価

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック

 夏のローカル開催では異例となる4万人超えの入場者を集めた日曜の小倉競馬場。その大観客を前に、圧巻のパフォーマンスを見せたヴェロックスが高評価をゲット。一方、新潟ではGI7勝の名牝ジェンティルドンナの妹が鮮やかにデビューVを収めた。

好調ジャスタウェイ産駒からまた期待馬 ヴェロックス

たくさんの観衆を集めた小倉でデビュー戦を飾ったヴェロックス(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

8/5(日) 小倉5R 2歳新馬 芝1800m
ヴェロックス 牡 馬体重:492kg
★★★★★★★ 7点
騎手:浜中 厩舎:(栗) 中内田
生産:ノーザンファーム
馬主:金子真人ホールディングス
父:ジャスタウェイ
母:セルキス(Monsun)

 スタート、二の脚ともに上々で、道中は好位の3〜4番手から。勝負所でジリジリと前に迫っていくと、直線入口では早々と先頭。あとは後続を突き放す一方で、終わってみれば8馬身差の圧勝劇。ラスト2Fが11秒3−11秒3というのもポイントが高く、まだまだ余力のありそうな勝ちっぷりで、今後が楽しみな逸材が出てきた。
 
馬体診断
 新馬らしく、パドックでは周りをキョロキョロして幼さは見られたが、うるさいタイプではなさそう。500キロ近い馬体は筋肉の付き方も素晴らしく、迫力満点の好馬体。いざ走らせてみると、もう一絞りできてもいい位か。体型的に距離は延びても問題なく、コーナリングは上手かったが、フットワークから広い競馬場の方が良さそう。

血統診断
 母はドイツで走り、中距離重賞を勝っている。母父Monsunはドイツの名競走馬・名種牡馬で、日本に輸入されたノヴェリストやオークスで2着に入ったピュアブリーゼなど、多くの活躍馬を出しており、基本的に2400m級のレースへの適性が高い。晩成型かとも思われたジャスタウェイ産駒だが、意外にも仕上がり早で、本馬は母系からクラシックディスタンスへの対応力を貰っている。クラシック戦線で期待したい1頭だ。

馬券の狙い目→京都・阪神の外回りや東京コースなど、広いコースで決め手の生かせる環境でこその馬。距離に不安もなく、クラシック戦線で期待したい。

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著者プロフィール

競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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