北海道シリーズ開幕!函館スプリントS 夏の格言どおりデータも牝馬推し!?

JRA-VANデータラボ

結論

表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 それでは今年の函館スプリントSを占ってみることにする。出走予定馬は表3の通りだ。

 近2年レコードで制している3歳馬の存在が気になるところなのだが、今年は登録馬がいない。しかし、牝馬の登録は7頭と今年も多いので、この点は注目だろう。

 前走成績に目を移すと、前走1着馬はティーハーフ1頭。この馬は15年に函館スプリントSを制しており、その時は前走1600万クラスを勝っていた。追い込み一手で展開に左右されるタイプだが、8歳馬ながら元気いっぱいであることをアピール。有力馬の1頭とみたい。

 前走1600m以上のG1組は不在。高松宮記念や京王杯SCなど、重賞組は多数いるが大きく敗れている馬が多い。斤量58キロ以上を背負う馬もおらず、狙いどころが難しい。

 レースの格は下でも前走芝短距離で好走・善戦している馬に注目すべきだろう。となると、ナックビーナス、ノットフォーマル、ライトフェアリー、ラインスピリット、ワンスインナムーンあたりが浮上する。特にナックビーナスは高松宮記念で3着、オーシャンS2着と実績でも上位。牝馬でもあり、かなり有力視できそうだ。

 芝1200mの重賞で3着以内という実績に注目すると、ラインスピリットワンスインナムーンにもチャンスがあると見る。

文:小田原智大(おだわら ともひろ)
1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。

2/2ページ

著者プロフィール

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント