母は名牝、サートゥルナーリアに★8つ 新種牡馬ジャスタウェイの一番星も高評価

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック

 2週目を迎えた新馬戦だが、話題の素質馬が先週も続々とデビュー勝ちを収めた。その中でも、名牝シーザリオを母に持つサートゥルナーリアや、圧巻のパフォーマンスを披露したアウィルアウェイが高得点をゲット!

GI勝ちの兄2頭に続け サートゥルナーリア

単勝1.1倍の圧倒的な支持に応えたサートゥルナーリア(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

6/10(日) 阪神5R 2歳新馬 芝1600m外
サートゥルナーリア 牡 馬体重:488kg
★★★★★★★★ 8点
騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗) 角居
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム
父:ロードカナロア
母:シーザリオ(スペシャルウィーク)

 好スタートからダッシュ良く先頭を窺う勢いだったが、折り合い重視で前を譲って道中はインの3〜4番手。直線入口では少し進路を探していたが、前が開くとアッサリと抜け出して力の違いを見せ付けた。折り合いや操縦性もバッチリで素質の高さだけでなく完成度の高さも際立つ走り。母シーザリオの名に恥じない競走馬に成長しそうだ。

馬体診断
 2歳6月時点の馬とは思えない落ち着きと風格を備えたパドックでの振る舞い。勿論、馬体のデキも素晴らしかったのは言うまでもない。488キロという数字ながら、スラッとして太くは見せない体の造り。1600mでデビューしたが、2000m、2400mと距離が延びても問題ないだろう。半兄エピファネイアのように、古馬になってもう一皮向けるタイプかも。

血統診断
 母シーザリオは日・米のオークスを制した名牝。繁殖牝馬としても優秀で、本馬の半兄エピファネイアは菊花賞とジャパンCを制覇、リオンディーズはデビュー2戦目で朝日杯FSを勝っている。不安点としては体質の弱さを内包している点か。父ロードカナロアは初年度産駒からアーモンドアイ(桜花賞・オークス)を出しており、距離に対する不安はないと言っていい。

馬券の狙い目→距離は延びてもOK。順調に行けばダービー(東京芝2400m)や菊花賞(京都芝3000m)まで楽しめそうな存在になりそう。

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著者プロフィール

競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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