波乱傾向強いハンデ重賞・マーメイドS 今年の穴馬を過去5年データから分析
毎年荒れ模様のハンデ戦
マーメイドS近5年の上位3着以内馬一覧
表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
また、リピーターがまったくいないのもマーメイドSの特徴。同じ条件でもその時のレース展開や斤量、調子などによって、結果が大きく変わっている。
人気順では1番人気馬は【1.1.1.2】で14年ディアデラマドレが勝利し、連対率40%・複勝率60%。以下、3・6・7・8番人気馬が1勝ずつ。昨年は3着に6番人気アースライズが激走し、毎年6番人気以下の伏兵が激走している。昨年以外は3連単で10万円以上の配当が出ており、波乱傾向が強い一戦だ。
マーメイドSの枠番別成績(過去5年)
表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
マーメイドSの年齢別成績(過去5年)
表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
複勝率で5歳馬に迫るのが4歳馬。14年ディアデラマドレが勝利しているものの、3着以内馬4頭はすべて5番人気以内。そのうち3頭は1番人気での好走だった。6歳・7歳馬は3着以内馬1頭ずつで、やはり4歳馬・5歳馬が中心といえそうだ。
マーメイドSの斤量別成績(過去5年)
表4 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
一方で52キロ以下の軽量馬は勝ち星がなく、のべ【0.2.0.33】と不振傾向が目立つ。ハンデ戦だからといって、軽ハンデ馬に飛びつくのは危険だ。