最強ランナー・大迫vs.無限の才能・遠藤 クロスカントリー日本選手権から世界へ

RKB毎日放送

注目を集めている「クロスカントリー」

24日にクロカン日本一を決める「クロスカントリー日本選手権」が福岡で行われる。写真は昨年のゴールシーン 【画像提供:RKB毎日放送】

 起伏のある草原や砂地を駆け抜け、“陸上の格闘技”とも言われる「クロスカントリー」。その日本王者を決める大会が、2月24日(土)福岡・海の中道海浜公園を舞台に開催される。

 今年、箱根駅伝4連覇を成し遂げた青山学院大をはじめ、箱根駅伝出場校では近年、キャンパス内に自前のクロスカントリーコースを併設する動きが広がっている。また、マラソンで2時間7分台をたたき出した大迫傑(ナイキ・オレゴン・プロジェクト)や、長距離トラックの王者として君臨し、昨年の世界選手権を最後にマラソンへ転向したモハメド・ファラー(イギリス)も福岡や世界のクロスカントリーで活躍した。

“クロスカントリーを制するものは陸上を制する”と言われるが、その言葉に偽りがないことを結果が証明している。

 さらに、国際陸上競技連盟は2024年の五輪にクロスカントリーを「種目追加」する方針を明らかにしている。ますます注目を集めるクロスカントリー。その国内最高のレースが「クロスカントリー日本選手権」。日本陸上界のトップランナーが福岡の地に集う。

大迫との勝負に遠藤「一緒に走るの楽しみ」

「あこがれの大迫選手と走るのが楽しみ」と話す遠藤日向 【画像提供:RKB毎日放送】

 男子は、今やトラック、マラソンともに国内現役最強と言えるスーパースター・大迫傑が5年ぶりに出場する。大迫に挑むのは、社会人1年目の19歳ながら、今年のニューイヤー駅伝で区間賞を獲得した遠藤日向(住友電工)。遠藤はあこがれの存在を超えられるか。

遠藤日向コメント
「今回、小さい頃からテレビで見ていたあこがれの存在の大迫選手と走ります。初めて一緒に走るので楽しみですが、レベルがあまりにも違うので、一緒に走れるのは最初だけかなとも思います。まだこれから壁にぶつかることがあると思いますが、そういう時も自分はしっかり応援されているんだという気持ちで頑張ります」

 女子では、昨年の世界選手権女子5000メートル日本代表の鍋島莉奈(日本郵政グループ)やリオデジャネイロ五輪女子5000メートル日本代表の上原美幸(第一生命グループ)など、名だたる大会で日の丸を背負ったランナーが出場する。さらに、日本の新たな可能性、19歳の加世田梨花(名城大)や大学女子駅伝の女王・立命館大の2年生エース、佐藤成葉との激闘には注目だ。

『クロスカントリー日本選手権』番組情報(PR)



2月24日(土)午後3:30〜4:54
同時ネット:JNN28局

 番組では、過酷なレースを分かりやすく伝えるために、選手により近い目線のカメラを駆使しつつ、スタジオでバーチャルCGを使用。また、選手たちのプロフィールやコースの見どころをふんだんに取り入れる。
 ゲストには、自らも箱根駅伝に2度出場し、昨年10月期の日曜劇場『陸王』にも出演した俳優・和田正人を迎え、ランナーへの熱き思いを語ってもらう。
 スタジオ解説は増田明美。数々の事前取材をもとに圧倒的な情報量で独自の解説を展開する。さらにレース解説は東海大陸上競技部の両角速監督。自らクロスカントリーのコースを作り、大迫傑を含め多くのランナーを世に送り出した両角監督の視点にも注目だ。

 分厚い布陣で、余すところ無くクロスカントリーの魅力をお伝えする。

<出演者>
スタジオ解説:増田明美(スポーツジャーナリスト)
スタジオゲスト:和田正人
男女レース解説:両角速(東海大学陸上競技部 中長距離・駅伝監督)
レース実況:宮脇憲一(RKBアナウンサー)
進行:小林由未子(TBSアナウンサー)
リポート:熊崎風斗(TBSアナウンサー)
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