ルメールも太鼓判、無傷の2連勝ギベオン 役者揃うダービー想定オッズにランクイン

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」の3歳馬チェック

 GI・フェブラリーSが行われた先週末は3歳重賞がひと休み。そんな中でも見所ある勝ちっぷりだったのがフリージア賞(東京芝2000m)を勝ったギベオンだ。果たしてダービー想定オッズでどこまで食い込めるか?

いざクラシック戦線へ ディープ産駒のギベオン

ルメール騎乗のギベオン(緑帽)が外から差し切りV(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

2/17(土) 東京9R フリージア賞(500万) 芝2000m
ギベオン 牡 馬体重:504kg(-12)
騎手:ルメール 厩舎:(栗) 藤原英
生産:社台ファーム
馬主:社台レースホース
父:ディープインパクト
母:コンテスティッド(Ghostzapper)
初勝利時の評価:★★★★★ 5点〔1600万クラス〕

 出遅れて最初のコーナーでも手綱を引くシーンがあり、序盤は後方からのレースとなったが、向正面で少しポジションを上げて中団の外へ。直線に入ると2着馬の外からスムーズに差し切った。スローとはいえ、上がり3F33秒7は優秀と言える。ルメール騎手もレース後に「能力は高い」とコメント。2着のマイネルファンロンが前走の葉牡丹賞(3着)で勝ったジェネラーレウーノ(京成杯)から0.1秒差と、対戦比較を考えれば侮れないか。

長所
 初戦から2カ月ぶりでマイナス12キロだが、これは絞れたもの。初戦がやや余裕残しだっただけに、むしろ理想的なフォルムに近付いてきた。バランス・ボリュームともに素晴らしい馬体の持ち主で距離や条件の適性は幅広いタイプだろう。初戦もラスト2F目で10秒9をマークしているように、最大の武器は瞬発力。

短所
 少頭数のレースだった今回は事なきを得たが、気性面に幼さが残っていて、更に上のクラスで戦うとなると不安は大きい。また、2連勝がともにスローの上がり勝負ということで、厳しい流れや多頭数の競馬に対するキャリアの浅さは割引き材料になる。

日本ダービー 想定単勝オッズランキング
(→)1番人気 ダノンプレミアム 3.7倍
(→)2番人気 ワグネリアン 5.0倍
(→)3番人気 オブセッション 6.2倍
(→)4番人気 タイムフライヤー 10.0倍
(→)5番人気 ブラストワンピース 16.0倍


(NEW)13番人気 ギベオン 30.8倍

 ギベオンは13番人気でのランクイン。東京の2000mで確かな末脚が使えた点は印象が良い。相手関係からダービー想定オッズでの評価はここまでだが、トライアルでは人気を集める1頭になるだろう。

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