いざエッジを切り替えそう はじめてのスノーボード(9)

滑り降りる、ただそれだけで楽しい遊びスノーボード。でも、上手くなればもっと楽しくなる! 初心者がスノーボードを始めるにあたって役立つポイントを10回にわたってお届けします。

エッジを「かかと」から「つま先」へ乗せ換えてみよう

 いよいよエッジを切り替えします。格好はどうであれ、エッジを切り替えすことができたらそれは立派なターンです。緩やかな斜面で、転んでも痛くなさそうな柔らかい雪の日に、意を決してターンに臨みましょう。最悪のミス「逆エッジ」には十分注意しましょう。

(1)ターンできそうなスピードに調整

いよいよエッジを切り返します。ターンを仕掛けるだいたいの場所をあらかじめ決めておき、ゆっくりとその方向へ進みましょう。スピードが出過ぎて怖い場合は、写真のように前方へエッジを掛けてボードを減速させてから横に進みます。

(2)何となく行きたい方向を見よう

ターンを仕掛ける場所まで来たら、まずは進みたい方向へ目線を送ります。進む方向がよく分からなくても、だいたいで構いませんので行きたい方向を何となく見ておきましょう。真下や真後ろには目線を送らないこと。

(3)いざエッジを切り返す

両肩を高い位置にキープしながら、体を前へ傾けてつま先側のエッジに加重しましょう。つま先側に乗り変えたら、決してかかと側には加重しないこと。膝を柔らかく使い、不意に逆エッジが掛かるのを避けましょう。

(4)力まずトゥエッジに加重し続けよう

エッジを切り返した直後は、エッジの掛け過ぎは禁物です。上半身を使って体全体のバランスをしっかり取りながら、ゆっくりとエッジに加重していきましょう。目線は常に行きたい方向へと送るようにしましょう。

「つま先」側から「かかと」側へ

 次はエッジをつま先側からかかと側へ切り替えます。トゥサイドのターンができた人もできない人も、是非チャレンジしてみましょう。「片方のターンが苦手でも、もう一方のターンは得意……」なんてケースがスノーボードにはよくあります。ターンを連続して「S」の字を描けるように、まんべんなく練習していきましょう。

(1)ターンの弧を何となくイメージしておく

膝をやや曲げてつま先のエッジに加重しながら、曲がりたい場所に目線を送ります。力まずにリラックスして横移動を行いましょう。

(2)ターンする直前まで来たら……

ターンする前に、目線を前肩越しに行きたい方向へと向けておきましょう。送った目線に合わせて両肩も進行方向へとひねっていきます。目線と上半身をあらかじめターン方向へ先行させておくことで、下半身の動きをよりスムーズに行うことができるのです。

(3)エッジをいざ乗せ換えよう

目線と肩の先行動作は止めずに、膝を曲げながら体を後ろへ傾けてエッジを乗せ変えます。(2)で上半身がしっかり先行していなかったり、ターンする時に焦って体を傾け過ぎたりすると、バランスを崩してしりもちをついてしまいます。

(4)ターン後は基本姿勢をキープ

エッジを乗せ変えた後も基本姿勢を保ったまま、ボードの真上にしっかり乗り続けましょう。ターンを終えたらすぐに、次にターンする場所を探すとよいでしょう。


※この記事は2018年2月にスポーツナビDoで配信した記事を再掲載したものです。
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