リフトの乗り方、降り方 はじめてのスノーボード(4)

【スポーツナビDo】

滑り降りる、ただそれだけで楽しい遊びスノーボード。でも、上手くなればもっと楽しくなる! 初心者がスノーボードを始めるにあたって役立つポイントを10回にわたってお届けします。

いよいよゲレンデ上部を目指そう

 そろそろゲレンデ上部に行ってみたくなりましたか? 基本動作をある程度マスターできた人は、いよいよリフトに乗ってみましょう。ここでは一般的なリフトの乗り方を説明します。

(1)「乗車位置」まで進む

【スポーツナビDo】

自分が乗る番がやってきたら、リフトの搬機が来る前に「乗車位置」までスケーティングで進みます。スケーティングに自信がない人は係員に相談してみましょう。場合によっては搬器のスピードを緩めてもらえるリフトもあります。

(2)ハイバックは折りたたんでおく

【スポーツナビDo】

乗車位置まで進んだら後ろを振り返り、ボードを縦にしたまま搬器が来るのを待ちます。この時後ろ足のビンディングのハイバックは折りたたんでおきましょう。ハイバックが立ったままだと搬器に当たってバランスを崩してしまうことがあります。

(3)搬器に深く腰掛ける
両手で搬器を押さえながら、直角に腰を下ろします。背もたれまで深く腰掛けましょう。しっかり座ることができればもう安全です。リフトが進み出すまで、そのままジッと待ちましょう。怖い人は座ってから両手で搬器や背もたれをつかむとよいでしょう。

(4)セーフティーバーを下ろして上を目指そう

【スポーツナビDo】

リフトにセーフティバーが付いている場合は乗車後にバーを下ろしましょう。リフト乗車中はリラックスして搬器に座り上部を目指します。搬器を揺らしたり搬器から飛び降りたりは絶対にしないこと。

リフト乗車中のボードの位置は?

 リフト乗車中はボードを真横にして、後ろ足でかかと側のエッジを押さえましょう。後ろ足を添えることでボードが固定され、ビンディングを付けている前足の負担が軽くなります。後ろ足を添えないとリフトを降りる時には前足が疲れてしまいますので、なるべく後ろ足でボードを固定するようにしましょう。

【スポーツナビDo】

リフトを降りるときは?

 リフトの降り口が近付いてきました。最後の支柱を過ぎたらセーフティーバーを上げて降車に備えます。板を支えていた後ろ足を外してボードを縦に向け始めましょう。その際ウエアやグローブのひもが、搬器に挟まっていないか確認すること。リフトの降り方は一度コツをつかんでしまえば簡単です。

【スポーツナビDo】

 降り口まで来たら両手で搬器を支えながら、垂直に立ち上がりましょう。後ろ足はボードの真ん中にしっかり乗せ、どちらのエッジも掛からないようにします。体の重心がボードの真上に来るように保つこと。怖がってどちらかのエッジを掛けると大きくバランスを崩してしまいます。前方を見て真っすぐ進みましょう。

【スポーツナビDo】

怖がらずに前へ進むことが大切

 降車後もリフト自体は前に動いていますので、降りてからすぐは搬器が体にぶつかって来る場合があります。たとえ搬器が自分に当たってきても、搬器は進行方向にまっすぐ押してくれるので焦る必要はありません。気にせず前だけを向いて、まっすぐ進むことに集中しましょう。

【スポーツナビDo】

 リフト降り場は、たいていの場合は斜度が少しついています。平坦な場所にたどり着くまではエッジ加重は行わないようにしましょう。安全な場所まできたらヒールエッジを掛けてボードを制止させます。リフトを降りてもボードが進まない場合は、その場でスケーティングを行いスピードをつけましょう。

【スポーツナビDo】

もしも転んでしまったら?

 リフトの降り口で転んでしまうことは決して悪いことではありません。誰でも最初は転んでしまうし、リフトを止めてしまってもある意味仕方がありません。転んでも落ち込むのは後にして、とにかくその場から早く離れましょう。リフト降り場には次から次へと他の人がやってきますので、最悪後続の人とぶつかってしまいます。転んだらすぐに立ち上がり、次のリフトで再度トライしましょう。


※この記事は2018年2月にスポーツナビDoで配信した記事を再掲載したものです。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

スノーボードの滑り方やギアの選び方などを初心者、中級者にも分かりやすく解説しているWEBサイト。ハウツー記事以外にも、特集記事やおすすめ動画、コラム、雪山トリップ情報など「思わず滑りに行きたくなる情報」が満載です。上手くなって、もっと楽しんじゃってください!

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント