楽天・則本が語るリーグ制覇への決意 「あと一つの壁を乗り越えられるように」

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「チーム全員で一つの勝ちをつかみ取る」

「去年の悔しさがあったからこそ、今年はとても楽しみ」と口にした則本 【スポーツナビ】

――先程、17年は「悔しさしかない」と言っていました。チームは前半首位を走りながらも、終わってみればリーグ3位でした。足りなかった部分はどこでしょうか?

 底力といいますか、ここ一番でなんとかしないといけない、跳ね返さないといけない、という時にできなかった。それに尽きると思います。

――このオフ、その悔しさを晴らすためにも重要な時期ですね。

 シーズン終了直後はそこまで追い込まずに、体の状態を維持できるように、特に太らないように気をつけてやっていました。気を抜いたらすぐに太ってしまうので。キャンプへ向けては、去年よりはトレーニング量を増やしています。故障してしまったら意味が無いので、身体と相談しながら故障しない範囲で、ですが。特にいままで下半身中心にトレーニングしてきたのですが、上半身のトレーニングも意識して取り組んでいます。やっぱり上下のバランスが大事なので。

――18年はどんなシーズンにしたいですか?

 まずはけがなくフル稼働できるようにしたいですね。去年はチームも個人も浮き沈みが激しいシーズンだったので、そういう波のない一年にしたいと思います。ずっといい状態でいければいいのですが、絶対悪い時期も出てくるので、そこでいかにどん底まで落ちないかというのが大事だと思うので、そこをチーム全体でカバーしながら乗り越えていければいいなと。

――今年、楽天の先発は則本投手、岸孝之投手、美馬学投手、そして藤平尚真投手も期待されていて、層が厚くなってきていると感じます。リーグ優勝への期待も高まりますね。

 去年の前半戦はいい状態をキープしていた中での、ソフトバンクにあれだけ離されて優勝されてしまったので……。ただその中で、勝つ喜びや負ける悔しさは若手も含めてみんな経験したわけなので、それをどう今年、自分たちのためにしていくかだと思っています。一人ひとりがその経験を生かしていけば、優勝も見えてくると思いますし、去年の悔しさがあったからこそ、今年はとても楽しみだと思っています。

――梨田昌孝監督も今年にかける気持ちは強そうです。

 去年のように惜しかった、悔しさかっただけではダメなので、あと一つの壁を乗り越えられるように、やっていかないといけないと思っています。チーム全員で一つの勝ちをできるだけ多くつかみ取れるように頑張っていきたいですね。

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