【UFC】新進気鋭オルテガが過去最強の男に挑む スワンソンはタイトル戦なしにイライラ

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ここまでパーフェクトレコードの戦績を誇るブライアン・オルテガ。次は上位ランカーとの一戦となる 【Zuffa LLC】

 日本時間12月10日(日)に開催される「UFCファイトナイト・フレズノ」のメインイベントはカブ・スワンソン(米国)とブライアン・オルテガ(米国)の一戦が組まれ、フェザー級上位ランカー同士のつぶし合いが勃発する。

「今回の試合で世界がオレのことを知るようになる」とオルテガ

 オルテガはMMA戦績12勝0敗、UFC戦績4勝0敗1ノーコンテストのパーフェクトレコードを誇る次世代エリートだ。グレイシー柔術アカデミー仕込みの洗練された柔術(黒帯)と、急速に進化する打撃を武器に、UFCでの4戦を全て第3ラウンドでフィニッシュ勝利、うち2試合でファイトナイトボーナスを獲得している。対戦相手もチアゴ・タバレス、ディエゴ・ブランダオン、クレイ・グイダら、ハイレベルなビッグネームを乗り越えてきており、早々とランキング6位に急上昇してきていることもうなずける内容だ。特に「UFC 195」(2016年1月)で挑んだブランダオン戦では、アナコンダからギロチン、そして三角締めへと、数秒のうちに流れるように移行する芸術的なチョークホールドを披露。このフィニッシュ劇はUFC公式サイトが選出した16年ベストサブミッションで第3位に輝いている。ニックネームである“Tシティ”のTは、得意技のトライアングル(三角締め)のことである。

 そんな新進気鋭にとって、今回のスワンソンは過去最強の対戦相手だ。

「オレはチャンピオンになるためにこの世界に入ってきた。ここから先、壁を越えていくためには、カブのような相手を下さなければならない。カブが想像も付かないようなカオスな試合を仕掛けてくることは分かっている。ただ、彼の過去の敗戦は全て関節技による一本負け。それはオレの得意分野なんだよ。最後はオレが勝ち星を頂くことになる」

 オルテガはこの試合をきっかけに、看板選手としての存在感もアップさせていく算段だ。

「オレには世間に届く売り込みやすさがあると思っている。これまでいろいろな選手と出会ってきたが、大して面白いヤツはいなかった。オレとは違って、ヤツらは毎日、それほど多くのことをしないんだ。ヤツらの人生は、オレの人生とはかなり違うんだなと思っている」

「試合は激戦になる。トップに立つためにはお互いの命をやりとりしなければならないからね。ただ、もうオレの時代なんだ。オレはそのことを実感している。カブに勝てば、世界はオレのことを知るようになる」

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