倉田「優勝しないと全員が評価されない」 E-1選手権 北朝鮮戦前日、選手コメント
E−1選手権の初戦、北朝鮮戦に向けて前日練習を行った日本代表 【宇都宮徹壱】
欧州組やクラブワールドカップ(W杯)に出場する浦和レッズの選手が招集できない中で行われる今大会に向け、倉田秋は「このチャンスを生かせるかどうかは自分次第。ここでチャンスをつかみたい」と意気込みを語った。また、「チームが負けたら評価も何もない」と語る昌子源は、「チームが勝つことを考えると自然といいプレーができる」と、自身の見解を語った。
倉田秋(ガンバ大阪)
「ここでチャンスをつかみたい」と語る倉田。アピールのためにも優勝を目指す 【宇都宮徹壱】
(北朝鮮の戦い方は)日本が相手だから単純に蹴ってくるかもしれないし、状況を見ながらやっていければいいと思います。
(監督からは)真ん中でも3トップの左でもあり得るから、どちらでも行けるようにと練習で言われました。タメを作るよりかは、裏への一発の動きがこのチームには合っている。うまいこと自分なりにやっていければ。
(欧州遠征では出番がなかったが)帰ってからもチームで調子が上がらない中でも呼んでもらえたので、このチャンスを生かせるかどうかは自分次第。ここでチャンスをつかみたいし、そのためには勝って優勝しないと全員が評価されない。まずは優勝を目指したいです。
昌子源(鹿島アントラーズ)
アピールが重要な大会だが、昌子はチームの勝利を優先する考えを示した 【宇都宮徹壱】
(海外組がいない中、自分がリーダーシップを取ることは)あまり深くは考えていないですね。ランニングで先頭を走っていても「やらなあかん」という気持ちの表れではない。鹿島でも先頭を走っていますし。キャプテンというところでも(谷口)彰悟くんとか(倉田)秋くんもチームでやっていますから。僕が、というよりも皆がキャプテンシーをもってやってくれています。そういう意味ではチームとしていい雰囲気だと思います。
「自分がいいプレーをすれば」という気持ちだけでやっても、案外うまくいかないものですし、鹿島で出始めの頃もそうでしたけれど、チームが勝つことを考えると自然といいプレーができる。個人の評価が大事になるこの大会で、チームが負けたら評価も何もないわけですから。まずは勝って優勝することが大事だし、それを意識してそれぞれがいいプレーをすることでチームを勝利に導けると思います。