メッシとロナウドに移籍の可能性はあるか 無視できない金銭問題とクラブとの関係
レアルとの衝突を繰り返すC・ロナウド
C・ロナウドは今季終了後に退団する意思をフロレンティーノ・ペレス会長に伝えたという情報もある 【写真:ロイター/アフロ】
実際、C・ロナウドは今季終了後に退団する意思をフロレンティーノ・ペレス会長に伝えたとの情報もある。移籍先と見られているのは、08年にクラブ世界一に輝いた古巣のマンチェスター・ユナイテッドだ。だがペレスの返答は、違約金を全額払わない限り、移籍を認める可能性はないというものだった。
C・ロナウドの違約金を全額支払えるクラブなど、わずかしか存在しない。アラブ諸国からスポンサー料という形で莫大な資金援助を受けているパリ・サンジェルマン(PSG)とマンチェスター・シティ、そしてC・ロナウドの復帰を待ち望んでいるマンチェスター・Uくらいしか、それほどの資金を用意することはできないだろう。
今夏にはネイマールがバルセロナからPSGに移籍した。そして来夏にはメッシとC・ロナウドが出て行くかもしれない。そうなれば、深刻な打撃を受けることになるラ・リーガは、近年ヨーロッパで維持してきた主役の座を維持すべく、思い切った改革を断行せざるを得なくなるはずだ。
(翻訳:工藤拓)