来春クラシックへ向け大物登場なるか!? ラジオNIKKEI杯京都2歳Sをデータ解析

JRA-VANデータラボ

ラジオNIKKEI杯京都2歳S好走馬の血統(過去10年)

表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

追加の資料として血統面のデータを表に記した。好走馬の父、母父の一覧だ。ディープインパクト産駒がデビューした10年からいきなりダノンバラードが3着に好走している。ただ、その後は同産駒の好走はさほど多くない。13年1着トーセンスターダム、16年1着のカデナにとどまる。クラシックに強いディープインパクトではあるが、このレースではいろいろな産駒が活躍している。ハービンジャーやハーツクライ、マンハッタンカフェ、古くはダンスインザダークなど、実際にクラシック戦線で強い種牡馬の名前が目立つ。ディープインパクトがそれほど強いレースではないが、クラシック戦線を意識させる血統傾向であることには変わりがない。

また、16年1着カデナの配合であるディープインパクト×French Deputyは、14年の秋華賞を制したショウナンパンドラと同じ。11年2着のエーシングングンの配合であるジャングルポケット×サンデーサイレンスは、同年に秋華賞を制したアヴェンチュラと同じだ。京都芝2000mのG1にも通じる血統傾向として考えてみたいところだ。

文:小田原智大(おだわら ともひろ)
1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。

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