さよなら2着!アドマイヤアルバに★6つ 雨中の圧勝劇○外デルタバローズにも注目
芝でもダートでも マル外らしい素質馬 デルタバローズ
外国産馬のデルタバローズが4馬身差でデビュー勝ち(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】
デルタバローズ 牡 馬体重:488kg
★★★★★ 5点〔1600万クラス〕
騎手:福永 厩舎:(美) 堀
生産:John C. Oxley
馬主:猪熊広次
父:Into Mischief
母:Sweet Seventeen(Hard Spun)
好スタートから行きっぷり良くハナを窺う勢いだったが、鞍上が制して2番手で折り合う。4角辺りから徐々に馬場の良い外に持ち出していき、直線は馬場の真ん中を悠々と抜け出して、終わってみれば4馬身差の圧勝。元々は前週のダート1400m戦でデビュー予定だったが、芝で結果を出したことで今後の選択肢が広がった。陣営にとっては嬉しい誤算。
馬体診断
米国産馬らしく、シッカリとした骨格と肉付きが好印象で、パドックでも力強い脚どりが目を引いた。パワフルな馬体ではあるが、重たい造りではなくスピードも内包していると見える。ただ、前後に幅のあるタイプではないので、短距離〜マイルが守備範囲だろう。芝・ダートどちらが良いかは何とも言えないが、少し力の要る馬場の方が向いている。
血統診断
父Into Mischief(イントゥミスチーフ)はアメリカで走り、オールウェザーの1700mでGIを勝っているが、何よりGI・11勝の名牝ビホルダーの兄でもある。本馬の祖父にあたるHarlan's Holidayがアルビアーノ(スワンS)を出しており、芝への適性もありそう。母父Hard Spun(ハードスパン)はケンタッキーダービーでストリートセンスの2着、BCクラシックでカーリンの2着。ダンジグの直仔でGI勝ちがダート1400mという快速血統。距離適性は父系・母系両方の影響が強い。
馬券の狙い目→1400m〜1600mがベストの距離。芝・ダートはどちらもこなせるタイプで、コースに注文もつかない。