挑戦したら、夢中になって笑顔になった。体験で感じる車いすバスケの魅力
世界の強豪を撃破! 日本代表が奮闘
日本は欧州王者トルコを破って3位に入り大会を沸かせた 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
日本は、U23世界選手権で4位になるなど若手が台頭しつつある。リオに日本選手団最年少で参加した鳥海連志や、U23世界選手権で主力として活躍した古澤拓也がコート上で積極的なプレーを展開。日本のエースである香西宏昭らも得点を重ね、新たな可能性を示した結果、トルコを二度にわたって破り3位に入る奮闘を見せた。
車いすバスケプレーヤーを代表してイベントに参加した藤澤は「代表もしっかり国際試合の結果で『(日本は)強いんだぞ』という実績を残しつつ、メダルを狙える位置にまでレベルアップすることが、いろいろな人が車いすバスケに興味を持つきっかけになると思います」と話し、日本チームとしてのさらなる躍進を誓っていた。
体験から観戦、そしてファンへ
イベントに参加した麒麟の田村さん(写真右)は「車いすバスケをもっと広めたい」と意欲的に語っていた 【スポーツナビ】
イベントを終えて、田村さんは「車いすバスケに興味を持っている人でも、なかなか普段、車いすバスケと接点がないので、こういう国際大会の機会に体験できる場があることはすごく良いこと」と強調。日本におけるパラリンピックの認知度は90パーセントを超えるが、実際に試合会場に行ったことがある人は5パーセントに満たないという調査結果もある。2020年、東京パラリンピックまでにパラスポーツを当たり前のスポーツにする――。体験から観戦、そしてファンへ。認知拡大と強化の両面でワールドチャレンジカップは画期的な大会となっていきそうだ。