挑戦したら、夢中になって笑顔になった。体験で感じる車いすバスケの魅力

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世界の強豪を撃破! 日本代表が奮闘

日本は欧州王者トルコを破って3位に入り大会を沸かせた 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】

 もちろん車いすバスケの人気拡大には、日本代表の活躍が不可欠だ。ワールドチャレンジカップは、日本代表の強化を目的に今年から始まった新設の大会である。2014年世界選手権優勝のオーストラリア、リオパラリンピック銅メダルのイギリス、今年欧州選手権を制したトルコの3カ国が来日。リオ9位の日本が格上相手に挑んだ。

 日本は、U23世界選手権で4位になるなど若手が台頭しつつある。リオに日本選手団最年少で参加した鳥海連志や、U23世界選手権で主力として活躍した古澤拓也がコート上で積極的なプレーを展開。日本のエースである香西宏昭らも得点を重ね、新たな可能性を示した結果、トルコを二度にわたって破り3位に入る奮闘を見せた。

 車いすバスケプレーヤーを代表してイベントに参加した藤澤は「代表もしっかり国際試合の結果で『(日本は)強いんだぞ』という実績を残しつつ、メダルを狙える位置にまでレベルアップすることが、いろいろな人が車いすバスケに興味を持つきっかけになると思います」と話し、日本チームとしてのさらなる躍進を誓っていた。

体験から観戦、そしてファンへ

イベントに参加した麒麟の田村さん(写真右)は「車いすバスケをもっと広めたい」と意欲的に語っていた 【スポーツナビ】

「車いすバスケに触れ合ってみると、参加した方はすごく良い笑顔になるし、楽しさに気付いてくれます。『もっと早く来れば良かった』とか『もっと体験してみれば良かった』と、みんな言ってくれるので、体験や僕たちタレントを通じて、もっと車いすバスケをいろいろな人に知ってほしいですね」と話す田村さん。車いすバスケの認知拡大に、今回のような体験会が有効だと訴えていた。大会運営やイベントに協賛したトヨタ自動車は今後、大会だけでなく、同社の販売会社などでも同様の車いすバスケ体験イベントを継続的に開催していく方針だそうだ。

 イベントを終えて、田村さんは「車いすバスケに興味を持っている人でも、なかなか普段、車いすバスケと接点がないので、こういう国際大会の機会に体験できる場があることはすごく良いこと」と強調。日本におけるパラリンピックの認知度は90パーセントを超えるが、実際に試合会場に行ったことがある人は5パーセントに満たないという調査結果もある。2020年、東京パラリンピックまでにパラスポーツを当たり前のスポーツにする――。体験から観戦、そしてファンへ。認知拡大と強化の両面でワールドチャレンジカップは画期的な大会となっていきそうだ。

イベント動画

【ACTION CLIP】TOYOTAバスケ&車いすバスケクリニック in MWCC − YouTube

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