“大衆娯楽”のプロレス文化を根付かせた 24年間の歴史に幕を引いた大分プロレス
解散興行に藤原喜明、船木誠勝らが参戦
大分プロレスの解散興行には、藤原喜明(左)と船木誠勝(右)が参戦。代表のジ・アッチィー(中央)の引退試合を務めた 【写真:チナスキー】
当日は藤原喜明に船木誠勝、ケンドー・カシンも出場する豪華メンバーで、場内は1094人の満員を記録。団体の代表であるジ・アッチィー、そして中心メンバーであるケンドー釜山の引退試合ならびにセレモニーも行われた。
「大分にプロレスを広め、根付かせる」――。
そんな戦いを繰り広げてきたアッチィーに話を聞いた。
93年に旗揚げ 02年からプロに
地元に根差した活動を行い、この日は大箱のビーコンプラザを満員に埋めた 【写真:チナスキー】
以来、地元に根差した活動を行い、イオングループ系のファッションビル「フォーラス」屋上でのプロレスおよびイベントの開催、さらに西日本初のビアガーデンプロレス「ビア★プロ」も毎回満員札止めの成功を収め、大分にプロレスを普及するため奮闘してきた。
この日は豪華メンバーでの大会となった 【写真:チナスキー】
「子どもの頃、祖母の影響でプロレスが好きになり、高校時代に新生UWFの入門テストを受けましたが不合格でした。その後、夢を諦め切れずアマチュア団体を旗揚げし、結果プロレスラーとなり15年、過去あこがれていた選手全員と戦うことができ、幸せだったと思います」