ボクシング系レッスンで、心肺機能を強く! 肩甲骨が持つ“本来の動き”を目覚めさせよう!

スポーツナビDo

【Getty Images】

ランニングのパフォーマンスを上げるヒント

【写真提供:内田英利】

 例年、夏になると、マラソン大会の開催自体も少なくなり、閑散期に突入します。その時期、ランナーの皆さんは、多くの大会が開かれる秋に向けて、各々、“ラン力”を上げるために、暑い時期にこそ月間走行距離を増やして“脚作り”をしたり、ラン以外のトレーニングにトライしたりする時期でもあります。

 そこで、スポーツナビDoでは、ランニングのパフォーマンスを上げるヒントとなる、“走る”以外のトレーニング……エアロビクス・トレーニングに焦点を当てて、解説していきます。題して「マラソンのためのエアロビクス・トレーニング」。

 今回、貴乃花親方考案のシコアサイズや、マラソン初心者向けのランニング指導を手がけ、かつてキックボクシングやボクシングの試合経験もあるフィットネストレーナーの内田英利先生に、ポイントを教えていただきました。
 まずは股関節、膝の関節や足首の関節が、曲げ伸ばししやすいように、両脚の幅を広く開きましょう。

脚を使って、とにかく動き続ける!

【写真提供:内田英利】

 ボクシング系のレッスンでは、両脚を使ったステップを踏み続ける事で、股関節周りの筋肉……太ももの前・後ろ、内もも、お尻をメインに鍛えることができます。さらに、股関節と同時に、膝の関節や足首も曲げ伸ばしをすることによって、ふくらはぎも鍛えられ、脚の指に力が入りやすくなります。

 ランニング時にも、ステップを踏み続ける時に見られるような、股関節や膝の関節を曲げる・伸ばす等の“動き”は、それこそたくさん行わなければならないため、とにかく動き続ける事が肝心です。

【写真提供:内田英利】

 前脚か後ろ脚のどちらかを地面から離して、片脚立ちのシーンを多く!……とにかく、動き続ける事がポイントです!

 また、ステップで踏み込んだ足と反対側の足の親指を、必ず地面から離すようにしましょう。ランニング時にも、前脚を踏み込む時は、蹴り脚である後ろ脚が離れているように、接地面が少なくなる事で、より強度が増し、ランニング時に使う筋肉のトレーニングになるだけでなく心肺機能も鍛えられます。
 ステップで踏み込んだ足と反対側の足を離す瞬間は、両脚が浮いた“ジャンプ”の状態に。ジャンプの瞬間が多ければ多い程、心肺機能のトレーニングにも!

1/2ページ

著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント