マラソンのためのコアトレーニング(20) 走る上で重要な股関節の「基」の強化

スポーツナビDo

【Getty Images】

目指せ!自己ベスト

 マラソンを完走する、または自己ベストを更新するためには、“走る”トレーニングばかりをやっていればいい……というものでもありません。“走る”ための体作り、すなわち日ごろの筋トレが重要なのです。

 そこでスポーツナビDoでは「マラソンのためのコアトレーニング」を紹介。貴乃花親方考案のシコアサイズやマラソン初心者向けのランニング指導を手がけているフィットネストレーナーの内田英利先生に教えていただきました。

股関節を内側にひねる運動

 ランニングにおいて非常に重要な「股関節トレーニング編」も今回がラスト。最後にお届けする股関節強化トレーニングは、前回に引き続き股関節を「ひねる」動き。前回は外側にひねる動きでしたが、今回はその逆で、内側にひねる動きのトレーニングです。

 前回でも説明しましたが、股関節をひねるトレーニングを行うことで股関節を安定させる筋肉、いわゆる“土台”が強化されます。股関節の基を強化することはランニングをする上で非常に大事なことですので、ぜひ日ごろのトレーニングに取り入れましょう。

 では、動画でトレーニング方法をご覧ください。


 重要なポイントは前回と同じく、お腹に力を入れて軸をまっすぐにしてブレないようにすること。しっかりと体の軸を保ちながら、足の親指を内側に傾け足全体をひねり、股関節の奥の方から筋肉がジワーッと地味に効いてくるのを確認してください。お尻の奥が詰まるような感覚があれば正解です。20回ずつ左右両足で行ってください。

内田英利(うちだ・ひでとし)

1971年生まれ。茨城県出身。日本大学卒業後、立命館大学に進学。立命館大学在学中に運動生理学などを学び、その後、米国の栄養学修士課程を経る。
現在は、女性や高齢者向けの生活習慣病予防プログラムの開発、フィットネストレーナーの育成、生涯フィットネスに関する講演や運動指導、実業団の陸上選手やプロ格闘家の指導、一般の方向けにグループでのランニング指導を行う。日本成人病予防協会認定講師、健康管理士一般指導員、全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会(NESTA)認定講師、健康運動指導士。
大相撲の貴乃花親方との共同開発プログラム「シコアサイズ」、テニスボールを使ったヨガ「テニスボール・ヨガ」を販売。専門分野は、陸上(中長距離)や打撃系格闘技のパフォーマンスアップ。株式会社フィットネス・ゼロ代表取締役。パーソナル・フィットネススタジオ「コア・フォレスト」運営責任者。
フルマラソン歴14年。ベストタイムは2時間45分01秒。「グアム ココハーフマラソン&駅伝リレー」には、2010年から5年続けてツアー参加者のペースメーカーとして帯同。

取材協力 コアフォレスト

〒150-0044 東京都渋谷区円山町3-5 道玄坂SSDビル5F
※渋谷マークシティー出口徒歩0分
TEL&FAX:03-6455-0612

※リンク先は外部サイトの場合があります

  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント