ももクロ佐々木彩夏×三宅宏実 2人が語る『アイドルとスポーツの融合』
「東京でオリンピックをやって良かったな」って思える大会に
三宅選手(左)とあーりん、2020年東京オリンピックへ向けてさらなる活躍を誓い合った 【写真:坂本清】
三宅 はい、では、私からでいいですか?
あーりん いえ、あの、三宅選手の大事なコメントは後に取って置いた方がいいと思いますし、私たちは競技じゃないので……(笑)。でも、開会式で歌ってみたいというのは全アーティストの意識する部分だと思うんですけど、私たちは以前の国立競技場でライブをさせていただいたことがあって、そのときにはもう改修されてしまうというのは決まっていたので、そのときにやっぱり「もう1度、このステージに立ちたい!」って思ったのは5人とも同じ気持ちだと思います。なので、また新しい国立競技場に立てるように、3年間まだまだ頑張っていかなきゃなって思います。
三宅 私も、絶対にという保障はないんですけど、東京オリンピックを視野に入れながら頑張っていきたいと思います。それに、東京オリンピックって見たことがないので、今から「どんなオリンピックになるんだろう?」って思っているんですが、生きているうちにそれを見ることができるというのはすごいことだなって思いますよね。きっと日本らしいオリンピックになると思っていて、それを見たいという気持ちと、出たいという気持ちと両方あるんですが、やっぱり選手のものだけではなく、みんなが「東京でオリンピックをやって良かったな」って思えるオリンピックになってほしいですね。
あと、音楽って世界共通なので、つらいときとか、悲しくなったときに音楽を聴くことによって「頑張ろう!」って思えるのが、私にとってすごく支えになっているんです。練習のときも曲を流しているんですけど、これからも、ももクロさんの曲を聴きながら、MV撮影や今日のことを思い出しながら頑張っていきたいなと思います。
あーりん ライブも良かったら遊びに来てくださいね。
三宅 ありがとうございます(笑)。
――もし話し足りないことや、お互いにこれを聞きたいということがあれば。
三宅 1つだけいいですか?
あーりん はい!
三宅 2日間ライブをするじゃないですか。1日出し切ったあとはすごく体力も消耗すると思うんですが、1日目のあとはどう過ごされているんですか?
あーりん 1日目が終わったあとは、もう次の日のことで頭がいっぱいですね。セットリストが変わって今日歌った曲でも明日は歌わない曲とかあるので、とりあえず1日目のことは全部忘れて……。
三宅 えー!
あーりん それで2日目モードに切り替えますね。2日目が終わって、やっとホッとするんです。ずっと気が休まないようにと言うほど張り詰めているわけではないんですけど、2日間通して気持ちが持つようにしたいなと思っているんです。
三宅 2日間って同じことをやっていくのかなと思っていたんですけど、違うんですね。
あーりん そうですね。ざっくりとした内容は同じだったりするんですけど、2日間で衣装が違う場合もありますし、やっぱり来てくれるお客さんが違うと全く同じセットリストだとしても雰囲気が結構変わってくるんですよね。なので、1日目が終わって脱力しちゃうことはあんまりないかなぁ。だから、2日目の方が「終わったー!」って、「全て出し切ったなー」って思いますね。
三宅 その中で、毎回来ていただいているファンの方もいますか?
あーりん います、います。
三宅 顔も覚えているんですね。すごい!
あーりん それは小さいライブ会場でも大きいライブ会場でもいつも来ていただいているファンの方だったりとか、いつもブログにコメントしてくれる方だったりとか、昔から来てくれている方だったりとか。あとは、女の子のファンの方だと、私たちと同じ衣装を作ってコスプレで来てくれる方を見つけると「めっちゃ可愛いなぁ」ってすごく目に付きます。
三宅 じゃあ、ファンの方の顔や服装も見えているんですね。
あーりん はい! 特に野外ライブだと良く見えるんですよ。
――それではこの話の流れで、8月5日、6日の夏のライブは「ももクロとスポーツの融合」がテーマの1つだと思うのですが、スポーツナビ読者に向けて見どころを教えてください。
あーりん 今、絶賛リハーサル中なんですけど、歌もスポーツもどっちも盛りだくさんで、本当にこれは2時間とかで収まるのかっていうボリュームがあるんです。なので、ももクロが好きで来てくれる方はもちろんももクロも楽しめますし、スポーツも好きになってもらえるんじゃないかなと思います。逆にももクロのライブは行ったことがないけどスポーツが好きって方も楽しんでいただけるくらい、どっちも楽しめるライブになっているんじゃないかなと思います。
――はい、すごく楽しみにしています。三宅選手、佐々木さん、本日は貴重なお話をありがとうございました。
三宅&あーりん ありがとうございました。
(取材・文:森永淳洋/スポーツナビ)
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