川崎宗則が語る日本復帰後の進化 「バッティングも守備もすべて壊す」

菊地慶剛

米国での感覚は忘れ、すべてを壊して日本のやり方に合わせて進化したいと語る川崎 【写真は共同】

 川崎宗則選手が米国球界から福岡ソフトバンクへ電撃復帰してから3カ月以上が経過した。6年ぶりの日本球界復帰に注目が集まったが、2軍での調整を経て1軍に合流したのが4月28日のこと。その時点でソフトバンクはリーグ4位と低迷していたが、現在は“2強”として楽天と熾烈(しれつ)な首位争いを続けており、川崎のチーム合流は少なからず影響しているのは間違いないところだ。

 その川崎に日本復帰から現在までを振り返ってもらった。

「ちゃんとやらないことを意識」

 とにかく日本の文化を楽しんでます。最初の1カ月はバタバタだったので、あちこち挨拶回りが忙しいなと(笑)。そんな感じでしたね。

 またこうして日本の野球に触れられて改めてレベルの高さを感じて、最初は戸惑いながら、でも今はちょっとずつ……慣れるというのはおかしいんだけれど、昔はこんなだったなというのを思い出しつつありますね。

(日米では)違うのは違いますね。でもそこは、日本は日本のやり方があるから……。日本のやり方は日本のやり方でいいと思います。もちろん向こうの野球も見てきたんだけど、日本はこれでいいと思います。ただ練習内容も、練習時間も、ゲームに向かう準備も仕方も違うところは違うので、そこはまだ帰ってきたばかりで、なかなか(対応)できないんですけど、これも1つの日本の文化だと思い、それを受け入れてやっていこうと思いますけどね。

(具体的には)試合までの時間の過ごし方が大分違いますね。僕にとってはすんなり入れないんですけど、そこはすんなり入れなくて当然ですよね。これがいつかすんなり入れるようになってくればいいと思うし、すぐにはできないことなので、時間がかかるかもしれない。

(現在は)また新しいものをつくっていかないといけない。それが僕、大好きなんですけどね。米国でやってきたやり方にプラスして、前に日本でやってきたことを思い出しながら勉強して、いい準備ができるようにと考えていますよね。

 しっかりやるんじゃなくて、ちゃんとやらないこと。わかります? 今までより練習量が多いので、僕がそれに合わせてちゃんとやると、多分いいパフォーマンスはできない。身体と向き合いながら、いいプレーができるようになるためには、今の自分に何が必要かってことを考えて、ちゃんとやるんじゃなくて、ちゃんとやらないことを意識するようにしていますね。

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著者プロフィール

栃木県出身。某業界紙記者を経て1993年に米国へ移りフリーライター活動を開始。95年に野茂英雄氏がドジャース入りをしたことを契機に本格的にスポーツライターの道を歩む。これまでスポーツ紙や通信社の通信員を務め、MLBをはじめNFL、NBA、NHL、MLS、PGA、ウィンタースポーツ等様々な競技を取材する。フルマラソン完走3回の経験を持ち、時折アスリートの自主トレに参加しトレーニングに励む。モットーは「歌って走れるスポーツライター」。Twitter(http://twitter.com/joshkikuchi)も随時更新中。

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