快速デビューVタイセイプライドに★6つ 兄ドリパスの良血フロンティアも評価上々

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック

 夏の福島・中京開催がいよいよスタート。2歳戦のレース数も着実に増え、続々と若駒達がデビューを迎えている。今週は中京から2頭、圧勝劇を演じたタイセイプライド&鮮やかに逃げ切ったフロンティアをピックアップ!

快速血統の誇りを胸に タイセイプライド

余裕の手応えで抜け出したタイセイプライドが楽勝のゴール(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

7/2(日) 中京6R 2歳新馬 芝1400m
タイセイプライド 牡 馬体重:502kg
★★★★★★ 6点〔OPクラス〕
騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗) 西村
生産: 谷川牧場
馬主:田中成奉
父ヨハネスブルグ
母キャニオンリリー(エルハーブ)

好スタートから前半はやや行きたがったが、終始手応え良く先行。直線に向いても持ったまま前に並びかけ、ラスト1Fで軽く促されると楽に後続を3馬身半突き放し、ここでは力が違うという勝ちっぷり。最終追いの坂路では4F50秒6をマークしており、現時点の2歳馬としては相当な脚力の持ち主でもある。

馬体診断
502キロという雄大な馬格がありながら、キッチリと仕上がっていたのが印象的。パドックでの周回を見る限りは気の悪さもなさそう。脚捌きは素軽く、全姉フクノドリームと比較すると、それほど短距離馬といったスタイルでもない。ダートは未知数だが、距離はマイル位ならこなせていい。

血統診断
本馬の全姉にあたるフクノドリームは2歳時にすずらん賞(OP・芝1200m)、エーデルワイス賞(交流GIII・ダ1200m)に優勝。3歳時にはアイビスSD(GIII・直線1000m)でも2着に入った快速馬。母の父エルハーブは英ダービー馬だが、祖父は快速血統のダンジグ。芝・ダートを問わず早熟の短距離血統というのが全体的な評価ではある。

馬券の狙い目→スピード◎で小倉2歳S(小倉芝1200m)でも好勝負になりそう。ただし、1600mまでなら対応は可能。

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