ロック≠不健康? 走る下北ロッカーズが集合! でら子が行く、ランニングクラブ探訪 vol.3
【スポーツナビDo】
ロックとラン、一見遠いようだが……
そういえば、市民マラソンのゲストランナーを務めるミュージシャン、最近増えてきた気がしませんか? ロックといえば不健康なイメージがありますが、これも時代の変化なのかな……なんて思っていたら、そのコールドプレイを一緒に見たロック好きの友人から、“音楽の町”下北沢の音楽好きが集まったランニングクラブの情報が……! チーム名は「KORC」。「ん、何か聞いたことあるぞ?」と思ったあなた、鋭い! 聞けば、電子楽器を手がけるあのメーカーをもじっているそう。ロックとラン。一見遠いような掛け合わせの実態を探るべく、早速取材に向かいました。
ギターを背負って練習会へ!?
Tシャツがチームを表す! 音符とパイントギネスをあしらったデザインです 【スポーツナビDo】
おのおののペースで走るのがKORC流。元陸上部の小田さん(右端)もマイペースに走ります 【スポーツナビDo】
準備体操を済ませた順に個々にスタートします。走るペースや回数も基本は個々にお任せとのことですが、長い人で大体1時間程度。私は、キロ6くらいのペースで走るグループにご一緒させていただきました。
駒沢名物のトンネル状の並木道。思わず足を止めてスマホでパシャリ 【スポーツナビDo】
ランはもとより、「(練習が)終わった後の、昼から呑むお酒と、おいしいご飯が85パーセントじゃないですか」と小田さん。つまり、きっかけが音楽というだけで、後は皆さんと同じように、おいしいビールを目指して楽しく走る市民ランナーの集まりなのです。小田さんもこう話します。
「(音楽とランは)相反する世界のような気はしますよね。でも今、ミュージシャンでも走っている人が多いんですよ。モデルさんや女優さんが走っていると聞くと、『お、意外だけどいいな』と思うじゃないですか。そういう意外な側面が見られるのはいいなと。そういうのを聞くと、(自分たちと)何にも変わらないんだなと思います」
この日は駒沢のランニングコース(1周2.08キロ)をのんびり3周して終了。着替えた後は、ご一行は駒沢大学駅近くのおすすめギョーザ店「福包」さんへと向かったのでした。KORCの皆さん、ありがとうございました!
(取材・文:小野寺彩乃/スポーツナビ)
※「でら子が行く、ランニングクラブ探訪」とは
「スポーツナビ」唯一の“(ちょっと)走れる編集者”でら子が、さまざまなランニングクラブの練習に参加し、魅力を発見する不定期連載。著者は、陸上とはまったく無縁な音楽一筋(だいたいUKロック)の学生時代を経て、気づけば市民ランナー歴7年目。下北沢の思い出ライブといえば、大昔に昼間のオーディションライブで見た9mm Parabellum Bullet(客は3人)。フルマラソンPB:3時間58分9秒。
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