バルセロナの移行期を締めくくった国王杯 3連覇も課題は山積み、夏に大改革か?
この夏に問題点を解決できるか?
新監督に就任したバルベルデ(右)はどうチームを変えるのか 【写真:ロイター/アフロ】
今のバルセロナには試合を決定づける影響力を持つGKがいない。本職の右SBもいない。中盤は機動力に欠け、ベンチはより強力なバックアッパーを必要としている。
レアル・マドリーとのエル・クラシコではメッシが終了直前に決勝点を決めることで、結果的に最終節までタイトル争いに踏みとどまることができた。だが今季のバルセロナがレアル・マドリーの背中を追い続けなければならなかったことは確かだ。CLラウンド16のパリ・サンジェルマン戦では歴史に残る大逆転劇を実現したものの、あのような試合を繰り返すのはほぼ不可能。堅守を誇るユベントス相手に奇跡を再現することはかなわなかった。
こうしてバルセロナは移行期と言える1年を終えた。そして迎えたこの夏、クラブは多くの問題点を解決していかなければならない。
(翻訳:工藤拓)