ハイプレスに苦戦し後手に回った日本 U-20W杯 ベネズエラ戦をデータで分析
危険なシーンは立ち上がり30分間に集中
【データ提供:データスタジアム】
立ち上がりは日本が劣勢。ハイプレスとフィジカルを生かした突進で、ベネズエラはぐいぐい押し寄せてきた。序盤の15分、日本のペナルティーエリア内でベネズエラにプレーされた回数は4回、16〜30分は5回もあった。その後は延長戦に入るまで、ベネズエラをゴールに近づけさせなかったが、日本にとって危険なシーンは序盤に集中していた。
ベネズエラ戦の先発メンバー 【スポーツナビ】
押し込まれ重心が後ろになった日本
日本代表の90分間でのプレーエリア別ヒートマップ 【データ提供:データスタジアム】
日本代表の延長戦も含めたプレーエリア別ヒートマップ 【データ提供:データスタジアム】
押し寄せられ、押し込めず、苦しい展開だったことは確かだ。ただし、日本はベネズエラに決定機と呼べるほどのチャンスをあまり作らせていない。サイドを突破される場面もあったが、最終的にはDF陣とGKが中央で防いでいる。グループステージではミスが多かった最終ラインだが、この試合は安定感が増し、ベネズエラの猛攻を受け止めた。これが4試合目の効能か。