内村航平、プロ転向の難しさ克服し9連覇 環境の変化にも動じない天性の集中力
年齢による衰えをカバーするための工夫
佐藤寛朗コーチ(左)とは日頃から連絡を取り合い、常に体操のことを考えプロ意識を持って生活している 【写真:アフロスポーツ】
強度に関してはまだ試行錯誤中というが、佐藤寛朗コーチによると、「ワイヤーを緩めることで体への負担が少なくなったと本人も言っていた」と、手応えはある。佐藤コーチは「オフの日にも技のことについてLINEで連絡が来たりするなど、日頃からプロ意識を持って生活していると感じる」と話す。
世界選手権では再び仲間たちとともに
世界選手権では再び日本代表の仲間たちと戦うことに。「いろいろなことを健三に教えられると」と心待ちにしている 【赤坂直人/スポーツナビ】
「世界選手権(の出場権を獲得するの)は(田中)佑典か健三かどっちかなというのがあった。大会前に健三と連絡を取っているときに『僕はしっかり佑典さんをとらえる準備はしています』と言っていたので、これは健三がいくかなと思っていたら、自分も食われそうになった(笑)。世界選手権は楽しみしかないですね。同じ一班で一緒に回って、いろいろなことを健三に教えられるといい」
王者に楽しそうな笑みが戻った。
第56回体操NHK杯・最終日スライドショー
(写真:赤坂直人/スポーツナビ)